退職者スーさんのまち起こし・地域起こしボランティア

私は、定年退職し、会社人間から社会人間=地域人間に変身中です。どうしたら地域の仲間に入り、楽しく有意義に生きられるか。

自治基本条例策定のワークショップが始まりました・・・

2010-12-19 17:56:22 | Weblog
 実は、ワークショップ(WS)は3回目です。実質的に5つのグループとテーマに分かれて討議・討論し、最後にそれぞれのグループで話し合われたことを発表しました。13時30分から16時30分まで3時間と休憩なしで各テーブルとも熱い意見交換がなされていました。
 第1回は、10月3日13時から本庁舎4階会議室で、「自治基本条例とは何か」と題して専修大学法学部教授:小林弘和氏の講演、続いて「旧久喜市の自治基本条例ワークショップについて」と題して旧久喜市自治基本条例ワークショップ・運営委員長 鈴木弘道氏の体験談、その後、今後の予定について説明をされて終了した。
 第2回目は、11月28日(日)14時から総合文化会館・広域文化展示室で、受付順に席順のカードを引き五つのグループに分かれて、WSの目的、役割と今後の進め方と会議のルールを説明し、具体的なグループ別討議に入りました。今回は、各グループとも共通のテーマ「自治の目的と理念」「条例の位置づけ」について討論し、発表しました。
 最後に、次回から五つのグループに分かれて検討をしますので、その五つのグループ分けのために各人がテーマを選択します。その五つのテーマとは、次のようなテーマです。
 ①参加、協働 ②地域コミュニテー ③行政 ④議会 ⑤条例の実効性担保・運用・住民投票 です。

第3回の今日は、その結果に分かれて本格的にWSの検討に入る予定でしたが、①12人、②15人、③11人、④7人 ⑤3人 という結果になり、アンバランスなので各グループとも10人程度になるように、多いグループの人が自発的に移動して下さい、ということで調整。その結果、①12人、② 9人、③ 9人、④10人、⑤ 8人ということに落ち着きました。私の⑤は、鷲宮2人、栗橋1人、久喜3人、理科大性1人でした。年齢的には、20代、30代~50代、60代でしょうか。最初に一人一人テーマについてマーキングして発表しました。共通していたのは、久喜市自治基本条例の存在を知らないという人がほとんどでした。とはいってもマスコミを賑わしている名古屋市、阿久根市のニュースで市民自治とかコミュニティ、住民投票などについて自分の考えをきちんと発表しておりました。大変充実した意見交換で合ったと思います。
 要約しますと、1)住民投票=常設型がいいのではないか、個別型では、首長、議会で反対されて市民の意思が反映されない、選挙のとき住民投票を行ううような大きな問題まで、首長、議員に信託していない。
 2)条例の見直し=必要に応じて見直す、と言うのが大半ですが、大体こういうのは見直しが行われていないのが現実です。市政運営の規範と言うことであれば、時と流れによって見直しが必要になりますので、期間は別にして見直す、ということにしたい。
 3)検討組織=条例の実効性(条例の普及・啓発、運用、運用の検証、見直し)を確保するために、その組織が必要であり、組織は独立、自主的に運営されるべきです。

最後に、ワークショップから「久喜市自治条例策定審議会」に提言書案を作成提案します。その提言書のたたき台を作成する起草委員を各グループから1名、旧各市町から1名および理科大から1名、そのほか特に作成に係わりたい人 を選任して「起草委員」を決定、さらにその中から1名「策定審議会委員」を選任しました。策定審議会委員は全体で20名、内公募は6人、残り14人は行政で選任済みです。