退職者スーさんのまち起こし・地域起こしボランティア

私は、定年退職し、会社人間から社会人間=地域人間に変身中です。どうしたら地域の仲間に入り、楽しく有意義に生きられるか。

韓国の結婚式=2

2008-04-11 13:48:01 | Weblog
 前回だらだらと余計なことを書いてしまいました。要は彼女の人となりを理解していただきたい、謙虚で思いやりがあり、聡明で努力家しかも頑張り家でもあります。日本人です、といってもおかしくありません。そんな彼女が結婚するので、是非出席してくださいとのことでしたが、いまいちその気にはなれませんでした。4-5日したら、また電話があり「日本のお父さん、お母さんに出席して欲しいんです」といわれて、それでは出席しますと返事をしました。
式の当日。3時からなのでホテルを1時にタクシーで行きました。交通渋滞がひどいですね。東京以上です。片側4車線(メイン道路は4-6車線です。都心ですよ)で
割り込みが多くて、乗っていてもヒヤヒヤものです。そういえばタクシーに2種類あります。一般のタクシーは、白タクで外国人はあまり乗らないようです。もう一つは、模範タクシーです。これは安心して乗れますが、料金は、2倍になります。2倍といってもウオンと円の関係ですから、5,000円乗るには大変な距離と時間です。
式場には2時に着きました。両親に挨拶して新婦のところへ。丁度ドレス姿で準備
が終わったところで、すぐ記念写真を撮らせていただきました。新郎とは初めてお会いしました。ボストン大学で「環境エネルギー」を研究しているそうです。新郎のことを書くと、また長くなってしまいますので省略します。韓国人ですが、日本に9年いて、東大でエネルギー工学を森 教授に師事してアメリカへ。韓国語、日本語、英語を話します。新婦も同じ3ヶ国語を話します。受付を済ませて部屋に入りましたが(20分前で)人影はパラパラで席は決まっていないようです。新婦のお母さんに聞きましたら「お好きな席に座ってください」ということです。なるべく新郎新婦がよく見えるところに、と思い、前から2番目の席に着座しました。1テーブル
10人で50テーブルあります。ということは500人来ると言うことです。すごいですね。私は、500人の結婚式というのは初めてです。席がほぼ埋まりましたでしょうか。拍手が起こりました。新郎新婦のお母さんが入って来ました。バージンロードと祭壇のロウソクにを点火しています。続いて新郎新婦、両親の入場です。式はキリスト教で日本と変わりません。新郎新婦お色直しをして入って来ました。アナウンスは何もありません。挨拶も祝辞もありません。神父さんが何か話をしています。長いです。20分ほどでしょうか、終わりました。急にざわざわしてきました。飲み物が、料理が運ばれています。一挙にざわつきが大きくなりました。新郎新婦が話題なのか、いや~久しぶりだね、という同窓会的な、旧交を温める挨拶なのか、親戚同志の挨拶か、とにかく500人とはすごいものです。友達の友達まで、親戚一族を呼ぶそうです。両家の親族はバス4台だそうです。お客さんが多いことはいいことだそうです。飲み食い分はお祝金で持ってくるようです。もちろん「引き出物=お祝い品」などはありません。食べ終わると三三五五といなくなります。
1時間30分ほど経過したでしょうか、会場は誰もいなくなりました。新郎の周囲に7~8人人だかりです。この式場の諸経費の支払いです。すばて新郎新婦が式の準備計画をやるそうです。それらを済ますと、別の部屋で親族だけの古くからの儀式をやるそうです。要は親族の長老たちに「これからよろしく」という挨拶と「仲良くがんばってやれよ」という儀式で、夫婦ごとにやるので相当な時間がかかります。
なんだかんだその儀式も見ていましたので6時になってしまいました。その後に新郎新婦は、2次会があるそうです。

韓国の結婚式

2008-04-04 00:21:11 | Weblog
 ちょっと賞味期限が切れてしまいましたが、前回に続いて韓国の報告をさせていただきます。実は、韓国に行ったのは結婚式への出席のためなのです。そのいきさつはこうです。
8年前に久喜市国際交流協会より「韓国からの奨学生をホームステイで3日間預かってください」ということで受け入れました。大学3年生の美人の女子学生で日本語の勉強のために、大学を1年間休学して日本に来たそうです。リーさんといいます。わずかな期間でしたが、私の家でのホームステイが終了して次のところに行きました。それで終わりかなーと思いました。3ヶ月ほどしてりーさんからお礼状が届きました。それから1年数ヶ月して、また突然りーさんから手紙が届きました。
大学を卒業して日本語を生かすために日本の会社の韓国支社に就職することができました、とのことです。年末に日本に行く予定ですのでその節はよろしくお願いしますとのことです。正月の2日、この時期に最も日本的なところにということで、リーさんを連れて皇居の新年参賀と明治神宮にいきました。東京駅中央口から和田倉門を渡り、皇居外苑に入りました。内堀通りを渡るところで「日の丸」の紙旗を渡していました。りーさんにもらわなくてもいいですよ、と気をつかったところ、彼女もまた気を使って「日本の勉強ですから~」とさらりと日の丸の紙旗をもらっていました。持ち物のチェックを受けて、皇居正門から二重橋を渡り新宮殿前の広場にて15分ほど待ったでしょうか。天皇陛下の姿が見えると拍手が沸き起こり、続いて美智子妃陛下、皇太子様、雅子妃殿下、愛子様、秋篠宮殿下、眞子妃殿下ーーーと入られて、天皇陛下ご夫妻を中心に並ばれました。一段と拍手が沸き起こりました。旗が振られますと前は何も見えません。天皇陛下の澄み渡るお声が流れますと一段と静かになります。周囲を見ると、結構外国人の子ども連れが目に付きます。日の丸の旗も持っています。りーさんも万歳三唱もきわめて普通にやっていたのではないでしょうか。天皇拝謁を終わって宮内庁の前を通って坂下門から再び皇居外苑にでました。これから明治神宮にということで大手町から地下鉄に乗って明治神宮前駅で下車しました。この人、人の混雑は、みな参拝の人たちなのでしょう。噂にたがわずすごい人並みです。第1の鳥居はたやすく通過しました。人ごみで足元の玉砂利が見えなくなるほどに人がつまってきました。立ち止ることが多くなります。第2の鳥居を過ぎ正面拝殿前で二礼ニ拍手一礼して流されるようにして
線路際の通りを駅に向かいました。続きは次回に。