スプランドゥール

 

今日はスプランドゥールの誕生日だが

一昨日の引退で気分は最悪

 

競走馬の宿命とも言われる屈腱炎（通称エビ）

実は分かっているようで分かっていない

ただ漠然と1年くらいかかるって感じですが

スプランの場合

左前脚浅屈腱炎（浅屈腱炎と深屈腱炎がある）

腱の損傷率は10％程度（軽症と思われますがパーセンテージは関係ないそうです）

説明すると

浅屈腱は外側の腱（人間でいうとひざ下ふくらはぎ）

深屈腱は内側（内部）の腱

 

そして左前脚の浅屈腱炎が何故か多い（深屈腱炎は少ない）

 

疑問は何で復帰まで1年も要するか？

屈腱炎は強い運動さえしなければ発症しない

リハビリ中は引き運動やプールを半年くらいやって（馬によって違うが）

エコー検査して問題なければ騎乗運動開始

徐々にペースを上げてトレセンに帰厩する

このサイクルがだいたい1年

 

そう余程の重症でない限りレースに復帰は出来ます

ただ復帰までの1年間の飼育料や治療費など莫大なお金がかかりますので

Ｇ１馬や3才馬でも重賞勝ちのある馬は復帰を目指します

 

先日天皇賞春で屈腱炎を再発したウインバリアシオンは通算3回も屈腱炎になり引退となりましたが

馬も馬主さんもよく頑張ったと思います

 

スプランは未勝利なので復帰まで1年もかかると

出れるレースが無くなるので引退となりましたが

これが先日勝っていたならもしかすると引退まではならなかったと思います

 

やっと自分のレーススタイルを確立し始めただけに非常に残念ですが

 

スプランドゥールに関わった人達にはありがとうと言いたいです