朝から曇り空で、正午前から小雨が降ってきた。
明日は南岸低気圧は東に移動し、大陸からの高気圧の影響下で晴れるらしい。
だったら、もうボチボチ雲の切れ間くらいは出来もよさそうだが相変わらずドンヨリ。
(霞む船野山)
ドンヨリした天気に、喜ばしくない情報が入った。
かつての仕事場での先輩が亡くなったという知らせである。
50年くらい前からの付き合いであった。
最後に元気な姿でお目にかかったのは、30年以上くらい前。
若い頃の付き合いなので、期間は短かったものの付き合いは濃密だった。
相方の方は、子供のPTA繋がりで当時の役員による女子会が、今も継続されている間柄。
時節柄、家族葬の形で既に葬儀も済んでいたので、自宅の方にお悔やみに伺った。
元気な頃とあまり違わない遺影をみて、少しほっとした。
「歳の順ならば納得する葬儀」という句を作ったのは、10年くらい前のことである。
あの当時、身内のものが次々に亡くなったり、自分が癌の治療を受け始めたりした頃で、死がとても身近に迫って感じられたものだった。
幸い先輩は、3人の息子も立派に自立し心配なく旅立てたと思う。
息子さん達の発案でみんなで「万歳三唱」で送り出したのだという。
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そして、もう一つ寂しい話が、行きつけの理髪店から届いてきた。
昨年暮れに、散髪しようと予約の電話を入れたら、コロナに罹患したので暫く休むとの事だった。
年が明けて治った頃を見計らって、再度予約することにして電話切った。
つまり、伸びすぎた髪を持てあましながら正月を過した。
中旬頃に電話をするとまだ休業中なのだという。
そして、とうとう2月になって店を続けることが出来ないので、人に店を譲った旨の電話が来た。
相当に酷い後遺症らしく、車の運転中に重大事故に直結しそうなミスを犯したとは本人の弁。
家族の猛反対を受けて、運転はおろか商売さえも手を引くことにしたのだという。
次の経営者は、女性で腕も良いので出来れば贔屓にして欲しいとのことだった。
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人間は死ぬときは歳の順が良いし、商売も若い者に引き継がれて続けられるのが良い。
私も、一族では4番手くらいの順につけているので、いま少し頑張らねばと思っている。
「余ではなく与生ですよと諫められ」・・・しろ猫
こんばんは。
余生では無く与生‼️
その通りですよね。
言葉に気を付けます。
竹千代 拝
こんばんは。
余りでもロスタイムでもないということでしょうね。
確かに人智の及ばない寿命ですから与えられたものなのでしょう。
時々ハッとする言葉ってありますよね。
しろ猫