3月18日の益城フットパスに参加して、始めて断層付近の地表面の変化を目にすることが出来た。
参加者も各地から訪れた人達で、初めて見る光景に驚かされた。

断層の直近ではボーリングによる地質調査が行われていた。

深度に応じた地質の違いを、標本を展示しながら地質調査の担当者から直接説明を受けた。
年代に応じた堆積物から、阿蘇の火山活動などが推測されている。

直ぐ南側に田んぼと接し少し小高くなっている一連の山があるが、担当者に聞くと布田川断層だという。
実際に布田川断層の流れ・場所を教えてもらったのは初めてのことで参考になった。

その断層に沿った田んぼ側では、「横ずれ断層」が如実に見える場所があった。
隣同士の田んぼが同じ位置関係の流れで畔がクランク状に屈折している。
保存のため畔は補修してあるし、植えられた麦もその後のもので分かり易く植えられているが、地震当時の写真では作物の植えられた列が数列づつ左右に田んぼ毎にずれてしまっているものが残されている。
集落に入ると全般にどこも被害のない所は少ないが、特に断層に沿った地域は地形の変化が著しい。


この写真は上が地震前にたまたま写されたもので、下が同じ場所で今回私が撮したものである。
道路に沿って真っ直ぐだった左の民家のブロック塀は左に大きく折れ曲がって修復されていた。

この写真はその道路の東側に沿って流れている用水路でかつては真っ直ぐ流れていた。

用水路を越えて、民家を見せて貰ったがここでは横ずれと共に上下にもかなりずれていた。
私達は活断層というと何かハッキリした一本の線をイメージし易いが、かなり違うようだ。
今回の地震で枝分かれした数本の断層がハッキリ確認され場所も特定されたが、少なくとも町の中心部付近に3本が見つかった。
ただ見つからないだけの小さな断層は、竹箒の枝先のようた状態になりがちなのだそうである。
しかも、こうした断層は地表面にはっきり表れることは希だそうで、日本列島100%断層の近くにいることを自覚した方がよさそうだ。
記録と記憶の両方に深く刻んでおくことが重要だと痛感した。

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参加者も各地から訪れた人達で、初めて見る光景に驚かされた。

断層の直近ではボーリングによる地質調査が行われていた。

深度に応じた地質の違いを、標本を展示しながら地質調査の担当者から直接説明を受けた。
年代に応じた堆積物から、阿蘇の火山活動などが推測されている。

直ぐ南側に田んぼと接し少し小高くなっている一連の山があるが、担当者に聞くと布田川断層だという。
実際に布田川断層の流れ・場所を教えてもらったのは初めてのことで参考になった。

その断層に沿った田んぼ側では、「横ずれ断層」が如実に見える場所があった。
隣同士の田んぼが同じ位置関係の流れで畔がクランク状に屈折している。
保存のため畔は補修してあるし、植えられた麦もその後のもので分かり易く植えられているが、地震当時の写真では作物の植えられた列が数列づつ左右に田んぼ毎にずれてしまっているものが残されている。
集落に入ると全般にどこも被害のない所は少ないが、特に断層に沿った地域は地形の変化が著しい。


この写真は上が地震前にたまたま写されたもので、下が同じ場所で今回私が撮したものである。
道路に沿って真っ直ぐだった左の民家のブロック塀は左に大きく折れ曲がって修復されていた。

この写真はその道路の東側に沿って流れている用水路でかつては真っ直ぐ流れていた。

用水路を越えて、民家を見せて貰ったがここでは横ずれと共に上下にもかなりずれていた。
私達は活断層というと何かハッキリした一本の線をイメージし易いが、かなり違うようだ。
今回の地震で枝分かれした数本の断層がハッキリ確認され場所も特定されたが、少なくとも町の中心部付近に3本が見つかった。
ただ見つからないだけの小さな断層は、竹箒の枝先のようた状態になりがちなのだそうである。
しかも、こうした断層は地表面にはっきり表れることは希だそうで、日本列島100%断層の近くにいることを自覚した方がよさそうだ。
記録と記憶の両方に深く刻んでおくことが重要だと痛感した。

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