天草へ1泊超ミニ旅行ということで出かけることにした。
天草も頻繁に行くのでこれといって、目的地があるわけではない。
旅行案内の誘いに乗って、ホテルの海鮮を主体とした夕食を食べてみようかなどと・・
折角行くのだから日頃通らない道路を車で走ってみようかという無計画な行程。
▲(天草への陸路の入り口:1号橋)
天草本島と三角半島は5つの橋で繋がっているが、1号橋は2つあって新しい方は自動車専用道路。
その橋を渡る直前の三角半島側に、世界遺産(明治の産業遺産)の三角西港がある。
▲(港の倉庫跡の喫茶店から・・)
前回訪れた時は、改修工事中だったがかつての港の倉庫跡は喫茶店になっていた。
窓の外には鉄の柵があるが、そのものものしさがよろしい。
ここで相方とコーヒーを飲みながら、大凡のコース設定のすり合わをした。
▲(洋館の前に咲いていたデイゴの花)
天草五橋を渡り終えると、天草松島といわれる小さな島々が点在する松島町に着く。
ここの高台に、今夜宿泊するホテルはあるのだが、ホテルを横目に日頃通らない東海岸へ。
リアス式の入り組んだ海岸線に沿うような道路が続く、天草上島東海岸を走る。
途中から内陸の山中の道に入る。
かっぱ街道なる名前が面白かったからである。
▲(河童の銅像が欄干に建つ橋)
この道路では、橋という橋の欄干に2対ずつ4体の小さな河童の像が建てられている。
付近の田んぼは、もうすっかり色づいている。
▲(早場米の稲穂)
もう稲穂はすっかり垂れていて、稲刈り待ちといった風情。
よくよく見ると、もうスッカリ稲刈りが終わった田んぼもある。
切り株からひこばえの芽が伸びているかと思えば、新しく田植えが終わったばかりの田んぼもある。
温暖な天草地域は、昔から二期作が行われていると学校で習ったが・・
実際に、稲刈りと次の田植えがほぼ同時期に行われているのは初めて見た。
どうやらパターンが3つくらいありそうだ。
その1:二期作で2度田植えをするパターン。
その2:早場米の1回目だけで終わるパターン。
その3:普通の内地と同じ時期の田植えと稲刈りのパターン。
田んぼの稲の状態を見ると、およそそのパターンが読み取れる。
少々脱線しつつも、どうやら宿には予定通り到着した。
▲(遠望は雲仙、手前は湯島と松島の島々)
ホテルからの遠景は島原半島・雲仙の山々で、手前の丸みを帯びた薄い色の島は湯島。
湯島は談合島とも呼ばれ、天草・島原の乱の時一揆勢が談合をした島と伝えられる。
現在は島民の数より猫の数が多いということで、猫島の方が呼名の通りが良い。
手前は天草松島の島々。
▲(有人島もあるが殆ど無人島)
夕暮れの中で島々も遠近の区別が判然としないようになってくる。
夕食の方は、和食だったが量は少しずつだが品数はとても多くて、俄には思い出せない。
チェックインする時は見えなかった大型バスも何台か見えて、静かな私達の夕食会場とは違って活気がある。
大浴場でインバウンドらしき人達と一緒になったが、面白いシーンも見られて楽しかった。
オリンピックの中継もやっていたが、途中まで見て明日に備えるため早寝をした。
よって2日目は、また明日ということで・・。
「地球は舞台多言語劇のすれ違い」・・・しろ猫