熱閙中、着一冷眼、便省許多苦心思。
冷落処、存一熱心、便得許多真趣味。
熱閙の中に、一の冷眼を着くれば、便ち許多の苦の心思を省く。
冷落の処に、一の熱心を存せば、便ち許多の真の趣味を得。
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「時には冷静に、時には情熱的に」
多事多忙な時に、それに流されないで一つの冷静な目を持って対処すれば、
そうしたら多くの苦しい思いを除くことができる。
また、落ちぶれた時に、力を落さないで一つの情熱を持って対処すれば、
そうしたら多くの本当の心の味わいを得ることができる。
私が菜根譚に触れた際、先ず覚えるのには(或いは慣れるのには)写し書きがいいだろうと思いました。
それも、もうすでに四巡目となりました。
それは、論語とか大学・中庸でも感じたことだけれど、写して書いて、その意味を知ると、
何だか落ち着いて来るような心持ちになります。
何事かの時にも、フッと、菜根譚にこう書いてあったと思い出しますが、
日々元気なうちって云うか、元気で居られるよう、菜根譚は何度でも繰り返し読んで行こうと想っています。
(o^▽^o)/