字は体をあらわす、ということわざがあるけれど、車も、とくに車の中ってその人が出るもんだと思う。
信号待ちをしている時とか、ふと並んだ車の中が見えることがあって、
ダッシュボードの上に地図などいろんな物を置いている車もあるし、ルームミラーにあれこれぶら下げている車もある。
大昔、友人の車に乗せてもらったとき、フロントガラスの内側に、ぎっしりとキーホルダーのようなものが吸盤で下がっていて驚いた。
ワイパーが動く範囲だけ半円形に空いているだけで、あとはもう小さなやつがぎっっっっしり。
それが、車が走っている間中、右に左に一斉に揺れるものだから、
もともと乗り物に弱い私は、一発で酔ってしまった。
その後、彼女の家に遊びに行ったら、部屋の壁一面に、同じようなキーホルダーが所狭しとくっついていて、
「車の中って、その人の部屋の中と同じなんだなー」と妙に感心したのだった。
それから、人の車を見るたびに、なんとなくその人の部屋や人となりが想像されるような気がするのだ。
ルームミラーにジャラジャラしたものがくっついている人の部屋には、ドアノブにも何かついているのかなーとか、
小銭が決まった場所になくて、あちこちに置いてある人は、家でもそうなんだろうなーとか、
シート全体をキルトで包んでいる人は、家の中にもソファやクッションがキルトで揃えてあるのかも。
車のバンパーにステッカーが一杯貼ってある人は、そこらじゅうにシールを貼るのが好きな子供だったんだろうとも想像するし、
オプションで小さなミラーをドアミラーやルームミラーや、後ろの窓につけている人は、万事につけ用心深いんだろう。
ちなみに、夫の父の車には、デンタルフロスや、ペン、何かのバッジ、デンタル雑誌などが雑然としていて、
バーガーショップのクーポンが、期限の切れたものと新しいものがごっちゃに置いてある。
家にある、夫の父専用の引き出しの中も、まったくこれと同じなのだ。
夫の母の車には、食べかけの、シールで封ができるドライフルーツの袋や、爪やすり(信号待ちのときに使う)、メモやペン、ノートがあちらこちらにあって、
これも、母の書斎と同じ。
夫の車は、比較的整頓されていて、古いもの、余分なものはすぐに処分する。
しかし彼だけは例外で、寝室の彼の領域は、引き出しもベッドサイドのテーブルも、すごいことになっている。
ごっちゃごちゃに重ねてあるとしか思えないその山の中身を、本人は把握しているのが、またスゴイと思う。
それに、そんなであっても、彼は大事なものをしっかりとっておく名人で、いっけん整頓好きにみえる私は、まったくもってそれが苦手。
私は自分の車の中を、素っ気ないぐらいに飾りたくないタイプ。
その代わり、ダッシュボードの中は「混沌」である。とりあえず、今は入れておいて・・・というどうでもいいものが増えてゆく。
これは私の持つバッグや、引き出しの中も同じだ。
物が出しにくくなって、エエイ!とバッグを逆さまにすると、
映画の半券や、どこかで余分にもらったナフキンや、溶けた飴や、アイスクリーム屋のかわいい(と思った)スプーンがばらばらと出てくる・・
自分の性格や趣味をみんなに披露しながら走っているんだなーと思うとおもしろいような、恥ずかしいような。
そんなふうに思うのは私だけかもしれないけど。
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信号待ちをしている時とか、ふと並んだ車の中が見えることがあって、
ダッシュボードの上に地図などいろんな物を置いている車もあるし、ルームミラーにあれこれぶら下げている車もある。
大昔、友人の車に乗せてもらったとき、フロントガラスの内側に、ぎっしりとキーホルダーのようなものが吸盤で下がっていて驚いた。
ワイパーが動く範囲だけ半円形に空いているだけで、あとはもう小さなやつがぎっっっっしり。
それが、車が走っている間中、右に左に一斉に揺れるものだから、
もともと乗り物に弱い私は、一発で酔ってしまった。
その後、彼女の家に遊びに行ったら、部屋の壁一面に、同じようなキーホルダーが所狭しとくっついていて、
「車の中って、その人の部屋の中と同じなんだなー」と妙に感心したのだった。
それから、人の車を見るたびに、なんとなくその人の部屋や人となりが想像されるような気がするのだ。
ルームミラーにジャラジャラしたものがくっついている人の部屋には、ドアノブにも何かついているのかなーとか、
小銭が決まった場所になくて、あちこちに置いてある人は、家でもそうなんだろうなーとか、
シート全体をキルトで包んでいる人は、家の中にもソファやクッションがキルトで揃えてあるのかも。
車のバンパーにステッカーが一杯貼ってある人は、そこらじゅうにシールを貼るのが好きな子供だったんだろうとも想像するし、
オプションで小さなミラーをドアミラーやルームミラーや、後ろの窓につけている人は、万事につけ用心深いんだろう。
ちなみに、夫の父の車には、デンタルフロスや、ペン、何かのバッジ、デンタル雑誌などが雑然としていて、
バーガーショップのクーポンが、期限の切れたものと新しいものがごっちゃに置いてある。
家にある、夫の父専用の引き出しの中も、まったくこれと同じなのだ。
夫の母の車には、食べかけの、シールで封ができるドライフルーツの袋や、爪やすり(信号待ちのときに使う)、メモやペン、ノートがあちらこちらにあって、
これも、母の書斎と同じ。
夫の車は、比較的整頓されていて、古いもの、余分なものはすぐに処分する。
しかし彼だけは例外で、寝室の彼の領域は、引き出しもベッドサイドのテーブルも、すごいことになっている。
ごっちゃごちゃに重ねてあるとしか思えないその山の中身を、本人は把握しているのが、またスゴイと思う。
それに、そんなであっても、彼は大事なものをしっかりとっておく名人で、いっけん整頓好きにみえる私は、まったくもってそれが苦手。
私は自分の車の中を、素っ気ないぐらいに飾りたくないタイプ。
その代わり、ダッシュボードの中は「混沌」である。とりあえず、今は入れておいて・・・というどうでもいいものが増えてゆく。
これは私の持つバッグや、引き出しの中も同じだ。
物が出しにくくなって、エエイ!とバッグを逆さまにすると、
映画の半券や、どこかで余分にもらったナフキンや、溶けた飴や、アイスクリーム屋のかわいい(と思った)スプーンがばらばらと出てくる・・
自分の性格や趣味をみんなに披露しながら走っているんだなーと思うとおもしろいような、恥ずかしいような。
そんなふうに思うのは私だけかもしれないけど。
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私の部屋は?
と思いました。
新しい車に乗せてあげたかったよ。(^^)
その時は私にとっては「新車」だよ。
天花さんの車の中も、けっこうさっぱりしていたように思うけどなあー。