太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

勘違いから始まった朝

2024-09-05 09:12:02 | 日記
昨日、朝9時に美容院の予約があった。
美容院はホノルルにあり、車をアラモアナショッピングセンターに停めて歩いていくので、少なくとも1時間はみたほうがいい。
余裕を見て、7時45分に家を出るつもりでいた。
我が家の朝は早く、4時半には起きているので余裕もいいところ。
夫が出かけ、ちゃちゃっと掃除をし、床なんぞ磨いたりもして、時間を見た。
これならまだゴロゴロして本が読めると思った私は、ベッドに横になって本を読み始めた。

5分ほど経過し、ふと、タイマーをセットしておいたほうがいい、という考えが頭に浮かび、携帯電話をあけてみて呆然とした。

8:10

え・・・・なんで?
7時45分に家を出るんじゃなかった?
私は1時間ぐらい勘違いしていた。
まだ部屋着でノーメイク、髪はボサボサ。呆然としている暇などないので、早送りのようにして服を着替え、髪の毛にムースをつけ、ファンデーションだけバーっと塗って、車のカギを引っ掴んで車に乗った。

車を発進したのが、8時14分。
アラモアナから徒歩で10分かかるとして、35分でアラモアナまで行けるか。しかも、朝のラッシュ時に。
考えても仕方がないので、なるべく時計を見ないようにして走る。
アラモアナに車を停めたのが、8時55分。
できる限りの速足で歩いて、美容院に滑り込んだのが9時4分。

無事にカットを終え、支払いのときにレセプションの人が、次回の予約をしていくかと聞いてきた。
かつてそんなことを聞かれたことはなかった。
次は時間がかかって予約が取れにくいパーマの予定なので、前回行った時に10月に予約を入れておいたと答えたときに、
ふと、確認したほうがいい、という考えが浮かび、確認してもらった。

確かに予約は入っていたものの、メニューがカットになっており、私の次に他の予約が入っていた。
カットなら1時間で済むけど、パーマだと3時間はかかる。
その場で別の日に変更してもらった。

そのあと、マイクの家に行って1時間ほどおしゃべりをし、夫の頼まれものの車の修理工場で書類を受け取って、それを保険会社に届けるために村に戻ってきた。
保険会社のドアはロックされていて、「12~1時ランチ」と書いてある。
時計を見たら、12時10分。
家にいったん帰る気にもならず、カイルアまで足をのばしてターゲットに行くことにした。

行くと、うちの近所のターゲットよりも格段と品ぞろえがよくて喜ぶ。
売り場の前で悩んでいると、店員が声をかけてきた。

「なにか特別なものを探してる?」
「そうじゃなくて、いろいろあって迷ってる。今はグルーなしのを使ってるけど、グルー付きのもあって、どっちがいいかなあ」
「プラスティックじゃなくて、ソフトなのがいいっていう人もいるよ」

そこへ通りかかったお客が参加。

「ネイルサロンに行くのは面倒だし、自分で塗るのは剥げてくるし」

と私が言うと、お客は私の手を取って、

「そう!私もまったく同感!私はグルー付きのを使ってる。友達はソフトタイプがいいっていうけど、艶に欠けるのがねー」

店員も参加。

店員「グルー付きのって、リムーバーは付いてこないじゃない、どうしてるの」

お客「専用のがあるはずだけど普通の除光液でもとれるわよ」

棚の前で、ああでもないこうでもないと3人で盛り上がり。

「なんだかこのままお茶でも飲みに行きたい気分だけど、私は仕事に戻らなきゃ」
「私も銀行に行かなくちゃ」
「私も保険会社に行かなくちゃ」

結局そこで、グルー付きとグルーなしを二つ買った。


無事に保険会社に書類を届け、家に戻る。
勘違いで始まった朝だったけど、「ふと」頭によぎった小さな思い付きを無視しないで事なきを得た1日であった。





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