太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

さよならブライアン

2020-05-08 11:30:03 | 絵とか、いろいろ
隣家の、ブライアン一家がミネソタ州に引っ越すことになった。
彼らがこの家を買ったのは15年余り前で、
小学生だった長女のアシュリーは、今年の9月に結婚する。
ブライアン一家とは、家族のように親しくしてきた。
ブライアンは早期退職を決めて、故郷であるミネソタに戻るのだ。
ハワイが好きで、ハワイに住んでいた彼らだけれど、やはり故郷がいいのだろう。

彼らにプレゼントできるものはないか、と考えて、
彼らの家をコラージュで作ることにした。
ちょうど手ごろなサイズのキャンバスもあった。

製作中

たくさんの、染めた紙の上に猫がどっかりと寝そべる。
猫の下から紙を引っ張りだしながら作成。

二日半で完成。

仕事をしながらだったら、だらだらと1か月以上かかったはず。

実際の家

車の代わりに、犬のセイディを座らせた。

彼らが引っ越すのは、まだ先だ。
でも、完成してしまうと、早く渡したくてウズウズする。
私の悪い癖だ。(その癖の記事はコチラ


ブライアン一家はここ数年、夏になるとアラスカに行って、コラショと魚を釣ってくる。
釣った魚をその場で真空パックにして冷凍したのが、ガレージの特大冷凍庫に詰まっている。
サーモンが食べたいと思ったら、スーパーに行く前にブライアンちに行く。
もちろん声を掛けるが、冷凍庫をあさり、魚をいただいてくる。
しばらく留守をするときには互いに知らせあって、
郵便物をとっておいたり、留守宅を気にしていたりする。

そんな日本の下町みたいなお付き合いが、誰とでもできるわけじゃないのは日本もハワイも同じで、
だからなおさら、彼らがいなくなることが寂しくてたまらない。
実際、彼らがいなくなったら、挨拶するぐらいのつながりのご近所が数件で、
あとは名前も知らないご近所がほとんどになる。

ミネソタで、このコラージュを見てハワイのことを思い出してくれるといいな。








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