クリスマスの頃、寝しなに突然両足の甲からふくらはぎにかけて全体が猛烈に痒くなり、なんだこりゃ!と声に出して言ってみたら、
『砂糖』
という言葉が降って来た。
よくわからないながら、次の日からきっぱりと砂糖をとるのをやめた。
そのあと、砂糖と痒みには関係があることがわかり、
果たして数日後には痒みも赤みも消えた。
ハロウィンからのホリデーシーズンは、人が集まって食事をする機会が増えるし、いただきもののパイやらクッキーやらチョコレートやらがたくさんあって、仕事に行けば誰かがデザートを持ってくるしで、もともと甘いものが好きな私はそれを食べていた。
砂糖の摂取量の目盛りを超えて、足が痒くなったのだと納得した。
あれから3か月。
料理に使う甘みは、はちみつやアガベシロップを使っている。
アガベは植物で、砂糖の1.5倍(たぶん)の甘さがあり、確かテキーラもアガベから作られるはず。
111パウンドを超えそうになっていた体重は、今104パウンドになって安定している。
履けなくなったパンツがはいるようになり、肌もとてもきれいになった。
痩せてきれいになるのは若いうち、と豪語してダイエットを諦めていたけど、
自分に合った適正体重はあるのだと思った。
104パウンドは47キロぐらいで、確かに私は過去、このぐらいの体重のときが1番多く、快適だったと思う。
下腹肉を落とす運動やストレッチをどんなにやっても取れなかった肉が、
砂糖をやめただけですんなり落ちて感動。
先日、友人の誕生日でディナーに行った。
デザートメニューを見ても、全然心を動かされない自分にも感動。
数年前からお酒も小麦も砂糖をやめている夫がよく言う。
「それがどんな味か知っているから、もういい」
職場に、マフィンの差し入れがあった。
アメリカサイズの、美味しそうなマフィン。
同僚のマフィンをひとくちだけもらって、それで満足。
まるごと1個食べても、ひとくちだけ食べても同じ。
「驚いた、コールドターキーだもん」
とは夫。
なにかを突然やめることを、コールドターキーというらしい。
夫は私が砂糖をやめるのに、もっと時間がかかるのではと思っていたという。
あの足の痒さを思ったら、砂糖なんか食べたくならないって。
それにしても冷たい七面鳥って何???