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太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

「テクノロジー ついていけずに 年バレる」

2025-04-03 23:18:02 | 日記
スマホの充電が、もたなくなった。
使ってもないのに、どんどん数字が下がっていく。
買い換えて2年ぐらいだし、それ以外には問題ないので、バッテリーを交換してもらおうと思って電話屋に行った。

知ってました?
バッテリーを交換したくなったら、買い換え時なんだって。

スマホの機能の5ミリ分ぐらいしか使わない(使えない、が正解)私には、どんな機種も豚に真珠、猫に小判である。
いろいろあるうちの、できるだけ今の機種に近いのを選んだ。

その場で代金を払おうとすると、毎月の電話代に16ドル乗せて払うと400ドル安くなる、という訳のわからない理屈を言う。
一括払いより安い分割払いなんて聞いたことないけどね。

店の人が私のスマホのデータを新しいのに移している間に、夫が、

「そういえば、僕のスマホも充電弱くなってきてる気がしてて、充電器を替えようかと…」

と言ったら、アレヨアレヨというまに夫も新しいiPhoneを買うことになった。
もちろん、分割払いのほうが安いのでそちらにする。
先週、スマホの画面に亀裂が入って、モールにあ店で100ドルかけて修理したばっかりだよ…

夫も私もSAMSUNGだったが、2年前に夫の仕事の都合でiPhoneに換えねばならなくなった。私は引き続きSAMSUNGを使っている。
iPhoneにすればいいのに、と友人が言うがとんでもない。メカ音痴は変化を一番恐れるのだ。
慣れたものが一番。

新しいスマホがきても、嬉しくもなんともない。
慣れるのに時間と労力がいる。
できることなら、一生同じスマホを使い続けたいくらい。

私は通話のほかに、LINEとメールと写真とネット、それと職場のマネージャー間で使うアプリケーションが使えたら充分。
それなのに、なんでこんなたくさんの余計なアイコンがあるのか。

データ移動したあと、LINEが起動しなくて私なりに難儀した。
パスワードを聞かれたものの、控えておらず、新しいパスワード設定するにあたり、メールアドレスが必要になるのだが、元々のLINEにアドレスを登録していなかったために、そこからやらねばならず、やりながら胃がキリキリしそうになった。

なんとかLINEが使えるようになり、他にいくつかある起動できないアイコンは放置。
それが一体何かもわからない。
マネージャーアプリは翌日、職場で他のマネージャーにやってもらえばいい。

友人に愚痴ると、まあどこも似たようなもの。
ある友人は、iPhoneの切り替えでなにか間違えてアカウントが2つになっちゃったそうだ。

「若い人達はさらっとできちゃうんだろうけどね。年とると、この手のことでやらかすわよぅ」

頷くしかない。

メカと名のつくものは、最初から拒否反応がある。
テレビやオーブンだって、買った店で取り付けまで頼んだほうがいいに決まっている。
夫は違う。
簡単に考えて、自分でやる。
オーブンは上のキャビネットの下に取り付けるタイプで、壁との間に隙間ができて、何度もホームセンターに行って角材を買ったりして半日以上かけて取り付けた。
テレビに至っては取り付けたものの電源がはいらず、結局、人を呼んでみたら、些細なボタンひとつで解決。

だから言わんこっちゃない、と私は腹の中で思っている。

最初からダメだと思ってしまうのも、覚えようという気力がないのも、年齢のせいなんだろうか。本当に?

いつもお世話になるパソコンの駆け込み寺で、彼らがチャチャっと解決していくのをタメ息とともに眺めているとき、
電話屋のお兄さんがチャチャっとデータ移動させているのを眺めているとき、私には決定的にないものがこの人達にはあるのだなぁと、自分がダメに思えてしまう。
そして少し落ち込むが、いやいや、この人達に私のような作品は創れないだろう、と思い直し(絵も玄人はだしだったりして)、人にはそれぞれ領分てものがあるんですナ、と無理やり一人納得しているのである。


レースとオンナゴコロ

2025-04-03 01:05:48 | 日記
下着のハナシ。
もう何年も、友人と下着の話をしたことはないので、他の人達がどんなものを使っているのか知らない。
私だって、若い頃は実用よりは見た目重視でそろえていたものだが、ここ数年はもっぱら実用重視。
見た目よりも着け心地、手入れの楽なものに流れていった結果、上はブラの代わりにカップ付きのタンクトップ一辺倒で、下はシームレスの薄手無地になった。

ところが、ある時、着替えている私を見た夫が、

「痩せたからかな、パンティのサイズが合わなくなったみたいだね」

と言った。
きっと日本人の夫だったら、思ってもこんなことは言わなかったかもしれない。

その一言で、後ろ姿を鏡で映してみて愕然とした。
薄手の下着の裾の部分がパカパカしている。
痩せたからというより、もうとっくに替え時を過ぎているのに気付かずに使い続けていたのだと思う。
その時に着ていた、カップ付きタンクトップとパカパカ下着の我が姿をまじまじと眺め、とても悲しくなった。

ワタシはいつからこんなふうになっちゃったんだろう・・・

私はその場でパソコンを開け、新しいブラとショーツをオーダーした。
もちろん、レース付き。
昔使っていたブラや、きれいなレースのキャミソールなどは全部処分してしまったことを悔やみつつ。

数日後、下着類が届くと、古い下着を全部捨てた。

レースのついた下着は、見るだけでワクワクした。
ショーツは後ろ全体がレースで、アウターに線が響かないところがいい。
久しぶりにワイヤー入りのブラをつけると、窮屈だけれど気持ちが引き締まる感じがする。
仕事の時は、ブラだけだとお腹のあたりがなんとなくスース―するので、レースたっぷりのブラレット(キャミソールのようなもので、丈が短め)を買った。
これがまた、イイ!
さんざんお世話になった、カップ付きのタンクトップは2つ残して処分した。

ちゃんとしたブラを着けると、胸の位置が高くなって見た目も変わるし、
何より、きれいな下着をつけているだけで、ものすごく気分が上がることに気づいた。
さらには、寝る時にもソフトなスポーツブラをつけるようになった。
垂れる心配がないほどのささやかな胸ではあるが、気は心でトップの位置が保たれるかもしれないし、それまでのカップなしのキャミソールよりも気分が上がる。

それ以来、出かけるたびに下着売り場をチェックしている。

「また買うのー?」

夫はそう言いながらも、一緒に探してくれる。
そういえば日本にいた頃も、夫は平気で女性の下着売り場に入ったなあ。
日本人のカップルは、男性は外にいて女性だけが売り場にいるのが普通で、売り場にいる男は夫だけということが殆どだった。
さすがアメリカ人というべきか。

母が生前、自分にもしものことがあったら、真っ先に下着の入った引き出しの中を見て、古いのは捨ててよ、と何度か言っていたことがあった。
それなら普段から古いものは処分しておけばいいじゃん、と私は言ったけれど、ちょっとくたびれたぐらいが着心地がよかったりするから捨てられない気持ちはわかる。
母が亡くなったとき、姉はどうしただろう。

また、友人と会った時、
「私、今日救急車で運ばれたら困る。てんでちぐはぐで、よれた下着だもん」
と友人が言ったこともあった。
ハワイで救急隊員をしている知人にその話をすると、実際にはその人が何を着ていようといまいとそれどころじゃないってー、と言っていたが、その通りだろう。




休日の今日も、私はレースのブラをつけている。
レースはオンナゴコロを刺激してやまないものなのか。
引き出しに詰まった、たくさんのレースを眺めてにんまりしているのである。







人は人に癒される

2025-03-28 05:37:23 | 日記
職場ではこの半年ほどで、10人近くの従業員を雇ってきた。
申し込みがあり、面接の日を決めて会い、だいたいはその場で採用を決めて、数日後から働き始める。

初日は来て、2日目の朝に電話をよこして、もう行かない、と言ってきた人が2人。

電話をよこせばまだいい方で、2日ほど来て、突然連絡もなしに来なくなる人。

それでも来ればいい方で、今日スタートするはずだった人は連絡もなしに来なかった。
面接の時、自分でスタートする日を決めておきながら。
面接からスタートまで2週間ほど間があいたので、前日に確認の電話をしてみたら案の定忘れていた。昨日の今日で、この始末。
電話をしても、出ず。

働き始めて、2週間もしないうちに、突然来なくなる人もいる。

数か月働いていて、いい戦力になった頃、週末をまるまる休みたいと申し出て、それが叶わないとなるとその場で辞める人。

子供が7人いて(11歳から下は11か月)、面接のときに子供をみてくれる人がいるというので雇ったけれど、結局、子供の急病、自分の体調、今日は誰も見る人がいないという理由で、週に2日来れたらいいほう。
挙句の果てに、子供の一人がDVで腕を骨折して、泣きながら電話をかけてきて、今日は行けないと言う。
家族のことでは仕方がないけれど、こちらにも都合がある。結局スケジュールから外して、来れるようになったら電話をするように伝えた。

「この職場って、そんなにヒドイ?」

とゼネラルマネージャー。
10年近く働いている私はどうなる。

「なんか、PTSDになりそうだよ」

とマネージャー仲間の一人。まったくだ。

それぞれに思うことがあるのだから、やってみて、無理だと思って辞めるのはいい。
でも、辞めるにしても、ちゃんとした手順を踏む、ということができない人たちはどういう思考で暮らしているのだろう。
彼らはティーンエイジャーじゃない、れっきとした大人で、人の親である。


近所のターゲットに行った。
買いたいものがあったのだが、その商品だけどこを見てもバーコードがない。
バーコードがあればセルフレジでちゃちゃっと済ませるのだけど、バーコードなしの欲しい商品と、バーコードがある同じ商品の色違いを持って、人のいるレジに行った。

「こっちが欲しいんだけど、バーコードがないので、こっちの商品のバーコードを使えますか」

すると、レジの人が、

「あら、バーコードがない?ああ、ここにある、このめくったところにあるわよ」

私が何度も見たタグを注意深くめくると、そこにバーコードがあった。

「ほんとだ!私、目が見えてなかった、ごめんなさーい」

「アハハ!いいのいいの、私なんかしょっちゅうこんなことやってんの。気にしないでいいのよ。それより、代わりの商品まで持ってきてくれてありがとう」

「いい人ね、ありがとう」

「アハハーって笑っとけばいいの!今日も楽しい1日をね」

気持ちがふさいでいたところに、ポッと灯がともったような気がした。
小さくとも、誰かの心に灯をともせる人でありたいと、改めて思うのである。








君は誰?

2025-03-25 20:55:11 | 日記
カラフルなピーマン、なんていうのかな。
あれをいつもランチのサラダに入れているんだけど、
昨日、赤いやつのヘタのところを切ったら、

えへへ

完璧なスマイルが出てきた。
かわいすぎ。君は誰?
夫に見せ、写真を撮って、同僚たちにも見せまくり。
これから、切るたびにチェックしちゃう。





ある、をみる

2025-03-19 23:43:07 | 日記
3月は確定申告の月。
自分でネットでやれば無料なのだが、まったくやれる気がしない。
友人によると、何度も不備で突き返されてくるという。
コンピューターに強く、経済用語に明るい人ならまだしも、どちらもてんでダメな私たち夫婦は、最初から人に頼む。それなりにお金は払わねばならないけれど、ストレスフリー代だと割り切っている。

毎年毎年、法外な追加税金を払っている私達。
夫が所持していたコンドミニアムを売った代金を投資にまわしているのが最大の理由だ。
3年前までは20万円ほどで済んでいたのが、昨年は50万円超え。
夫が、世帯収入が800万円に満たない家庭は税金の免除がいくらか受けられるようになったという新聞記事を見つけ、それを切り抜いて持参した。800万円なんて、ないない。きっとうちも対象になる。
毎年担当してくれるリタに、真っ先にそれを見せて、この制度が使えるか聞いてみた。

が、答えは1秒で返って来た。

「扶養家族がいないからダメなのよ」

猫3匹じゃ、やっぱダメだよね。
あのひとたちも、けっこうお金かかるけどね。
しょぼくれて新聞記事をまるめて捨てた。

結局、今年も50万円超え。
夫の収入が少し増えたのに、働いても働いてもごっそり持っていかれてしまう。日本にいた頃は、源泉徴収のあとは2万円ぐらい戻ってきたもんだったがなあ。あの頃は、戻って来るのが当たり前で、追加で払う人がいるとは考えもしなかった。


低所得で子供がいる人達は、子供一人当たりに援助がある。
ハワイは少子化とは無縁なのはそのせいか。
同僚には7人子供がいる人もいるし、3人4人はザラにいる。
そうなると、子供の手当だけで普通の家庭よりも収入が多くなる。そのかわり、親は一か月に6万円以上の収入があってはいけないことになっているから、働きたくても働かない。
どこも人手不足なのは、そのせいか。

だから、うちみたいな、限りなく低所得に近い中間層にいる子供がいない家庭は、何の援助も受けられないうえに、取るものだけは一人前に取られるので損だと思う。

夫が今いる現場からモノレールが見えるのだが、誰も乗っていない空っぽのモノレールが1日中行ったり来たりしているらしい。
あの金食い虫のモノレールのレール1本ぐらいはうちが払った税金だと思うと腹が立つ。
ホームレスの人たちに無料で配っている「オバマフォン」の何台かも、うちの税金じゃないかと思うと心が騒ぐ。
オバマフォンもいいけど、もっと必要なものや対策があるんじゃないの?

取るときも、それを使うときも一方的で、また腹が立つ。


まあ、そんなことを言ってもどうにかなるものでなし、
払えるお金があってよかった、ということにして、今日も元気に働こう。
私は毎年、これを繰り返してる・・・・