コンクリートの壁に小さな窪み。ついのぞいちゃう。
電気かなんかのメーターか。数字が見える。
検針する人のためののぞき穴を作ってあるのだ。
検針棒を上から入れれば自動的に読み取れるってことか。
確かにね。検針の人の苦労はいつも思う。
低かったり 高かったり 狭かったり 汚かったり・・・
物知り顔の得意なご婦人が話していたことを思い出す。
「電気会社の人が亡くなると、未亡人に検針の仕事が与えられるのよ」
そのご婦人、電気会社にお勤めの方の奥さんだった。
自分の将来のことを言っていたのだろうか。
それとも、電気会社の面倒見の良さを誇っていたのか。
その時は へぇ、そうなんだ と軽く聞き流していた。
ひょんなことから何10年も前のことが鮮明に浮かぶ。
そのことの方が興味深い。
脳神経の繋がりは 自分のものでありながら全く自覚なしに起きる。面白い。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます