自然のシャワーを浴びながら:パート2

定年後の主人と晴歩雨読の日々。同じタイトルのニフティのブログ の続きです。

八丈富士・八丈島

2019-05-16 | 登山ハイキング
一晩寝たらすっかり復活していて、朝から元気モリモリの食欲で海を眺めながら。
食後屋上に上がってみたら、昨日喘ぎ喘ぎ登った鉄塔が2本建っている三原山が見えた。
赤い屋根の可愛いホテルの裏手には八丈富士が迫っていた。
今日は9時過ぎにホテルへタクシーを呼んで、伊豆諸島最高峰の八丈富士登山とお鉢巡りをした。
その名の通り富士山のような美しい円錐形の八丈富士は、島内のあらゆる場所から見えるシンボル的は山だ。
行く前から風が強く雨が多いということが一番の懸念材料だった。
昨日はガスがかかっていた山頂も今日はすっきりしていて風もそこそこだった。
タクシーで7合目登山口まで楽ちんして、そこから1280段の階段を登った。
ちょうど登山口付近は階段をコンクリートで埋める工事中だった。
今度来たら1280段が全部コンクリ変わっているかも……。
高度を上げるにつれ、三原山の2本の鉄塔が見えだし、空港の1本の滑走路も見えだした。
昨日宿泊したホテルや海もどんどん下界が広がった。
時々振り返っては海を眺め、登りながら海が見える山って最高なんて思いながら……。
そういえば鳥海山や薩摩富士の開聞岳など登りながら感激したことを思い出した。

山頂が近づくにつれ、階段脇の狭いスロープコンクリ道がなくなり登りにくくなった。
火口壁の縁に出たら風が吹きつけてきたが、山頂目指して時計回りにお鉢巡り開始。
火口の周りをぐるりと1周でき、山頂はそのお鉢巡りの途中にあった。
片側は崖で落ちると火口でもう一方は海側という狭い道を慎重に歩いた。
こんな洞窟みたいなところもあった。

心地よい風を受けながら、ずっと海を見下ろしながらのお鉢巡りは最高の気分だった。
反対側の火口の新緑もきれいだった。
とにかく八丈富士は天気の変化が大きい山なので、ゆっくりと景色を楽しみたい気持ちといつ強風で歩けなくなるかも……という気持ちとが交錯。
登りだして1時間ちょっとで854mの八丈富士山頂到着。
さらに1周すべく足元注意の看板などに気をつけながら、お鉢という案内板を頼りに歩を進めた。
足場が悪い箇所や亀裂や穴があったりした。 img src="https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/d1/d6d2b09f9e29fb8cd7e312ec34fd65d6.jpg" border="0">
シンガポールのような亜熱帯樹林と太平洋の大海原、感激感!感激‼
やがて小八丈島がぽっかりと海に浮いているように見えた。
火口を覗くと小さい池が見えた。
お鉢から望む360度のパノラマは絶景あるのみ。
さらに1時間ほど歩いて元の加工壁の縁に戻ってきた。
ここから浅間神社へ向けて10分くらい下った。
その途中偶然にも昨日死にかかっていた私を介抱してくれた、千葉県我孫子市からの山グループの人たちと再会。
さらに昨日登山口でぶっ倒れていた私に代わって、相棒と登山道について会話をしたバイクの若いお兄ちゃんとも再会。
浅間神社はその昔元服の時に感謝を込めて玉石をお供えする習わしがあったとか。
今もカラフルな玉石があった。
さらにその奥に「小穴」と呼ばれる陥没地があるということだったが、よく分からず……。
神社までの道は亜熱帯樹林そのものだった。
無事に予定通りに山頂制覇とお鉢巡り、浅間神社参拝を終えて、同じ道を引き返した。
八丈富士は活火山だそうだけど、何事も起こらず下山できてほんとよかった。
ふれあい牧場まで下ってタクシーを呼び空港へ。


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三原山・八丈島

2019-05-16 | 登山ハイキング
折角八丈島まで来たのだからと、体調不良にもかかわらず、底土港からタクシーで三原山登山口まで向かった。
ところが私は車酔いもするのでタクシーを下りた所で再び嘔吐、そして数歩歩いては嘔吐を繰り返した。
でも胃袋には消化されていて何もないので、黄色い胃液がでるだけでとっても苦しかった。
もう半分死んでいた。
それでももう二度と来ないからと頑張って写真を撮った。
ガスに覆われている八丈富士。
まるで拷問のように感じながら、700,9mの山頂まで途中何度も倒れ込みながら歩いた。
山道がまたずっと狭い石の単調な階段が続いていて、あたりの景色も変わり映えしなくて楽しくなかった。
5、6度吐きながらようやく稜線に出たら、今は無人島になっている小八丈島と海が見えた。
コースタイムより大幅に時間がかかって、それでも何とか3時間歩いてついに山頂に到着。
山頂は360の展望で、雄大な海と山頂からの景色を眺めていたら、少しずつ吐き気が収まってきた。
山頂から少し下りたアンテナのある場所で軽くランチタイムにし、無理無理口に食べものを押し込んだ。
下りは来た道と反対方向へ下山したので林道で楽だった。
雨が多いからかコンクリ道も苔で覆われていたし、やはり亜熱帯の島だと感じる植物群。
途中から少し元気になり花を楽しむ余裕も出て来た。
この可憐な花は翌日行った八丈島ビジターセンターでもらったパンフレットで調べたら「シロバナマンテマ」みたい。
そしてこれはツユクサ科の「ノハカタカラクサ」で、どちらも初めて見た花なので名前を知りたかった。
八丈島の花100というパンフレットに載っていた。
三原山も火山の山なので所々それらしき跡が見られたし、山道にも溶岩がゴロゴロしていた。
私の絶不調の為大幅に時間を食ってしまい、下山途中で唐滝や硫黄沼を見る予定が狂ってしまいパス。
林道をてくてくと延々と下って行くと、八丈島の名産「明日葉」の畑があった。
幹線道路まで下ること3時間あまりでタクシーを呼びホテルへ。
海が見えるホテルの部屋でベランダに出て、海風を浴びてほっと一息つけた。
そして海が見えるお風呂でゆったりと。
今日は半分死んでいたから、生きて帰ってこれてよかったと思えた瞬間だった。

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東京湾の夜景

2019-05-16 | 国内旅行(温泉)
以前中国語サークルの仲間と伊豆大島に船で行った時、東京湾の夜景がやけに奇麗だった事が印象的だった。
なので今回八丈島に行くにあたり、相棒にもその素晴らしい夜景を見せてあげたいと思って客船にした。
八丈島は長いこと行きたいと思いながら実現せず、今回ようやく……。
東京の竹芝桟橋を夜10時半に出航し、八丈島の底土港に接岸したのは約11時間後の翌朝9時近くだった。
東京から八丈島までは距離にして約287km。
夜景を楽しんで船室で横になったけど、朝4時半に三宅島到着で起こされて以後部屋のライトが付きっぱなしのまま、6時には御蔵島到着。
大島への船旅は快適だったのに、今回の船旅は三宅島を過ぎた辺りから揺れ出して……。
大型客船「橘丸」だから大丈夫と思っていたが、底土港に着いた時はもうノックアウト状態。
予定では近づく八丈島の写真を撮ってなんて思っていたのに、立つのがやっとで度重なる嘔吐でヘロヘロ。
フライトだと午後に到着するのでその日に一山登れないからと、船にしたのだが最悪だった。
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