自然のシャワーを浴びながら:パート2

定年後の主人と晴歩雨読の日々。同じタイトルのニフティのブログ の続きです。

ブルーマウンテンズ国立公園

2018-03-16 | 海外旅行
朝目覚めた時から雨の音がしていた。雨と霧の1日だった。
ホテルのあるカツーンバという町は標高が1000くらいある山中ゆえに、山のお天気という分けだ。
今日は一番楽しみにしていたシーニックワールドへ行くというのにガーン……。
霧で真っ白い景色の中をSちゃんと二人で朝食前の散歩に出かけた。
可愛い家の庭を拝見したり、ユーカリの木を使った電柱を発見したり、見知らぬおじさんと朝の会話をしたり。
ちょっと路地に入って見たらアートウォークの一角を見つけ引き付けられた。

表通りだけを歩いていたら気付かなかった壁に描かれたアートが、霧の中で存在感を発揮していた。
私たちが泊まっていたブティックホテルの外観もカメラに収めて。
朝食は一人づつワンプレートだったのでちょっと私には食べたりなかったけど……。
ホテルから10分くらいでブルーマウンテンズ国立公園に到着。
ここは世界遺産に指定されていて、1000m級の山々の間に切り立った断崖や峡谷があり、変化に富んだ景色が楽しめるという場所。
名前のブルーマウンテンズというのはユーカリの木の油分で、樹海が青く輝いているように見えるからなんだって。
南北約4000kmの高原地帯一帯がブルーマウンテンズ国立公園で、多様な動植物の宝庫だ。
その高原一帯を3種類のライドで大いに楽しもうというのがシーニック・ワールドで、いわばディズニーランドみたいなものか。
まず乗った乗り物がレールウェイつまりトロッコ列車。
52度の傾斜をまあるでジェットコースターのように急降下した。
動き出した途端インディジョーンズのテーマ曲が流れだして、体が前のつんのめったと思ったら、かなりの急坂をものすごいスピードで下っていて、こんなスリルは初体験でメチャ面白かった。
トロッコ列車から降りてから改めて急勾配を見上げてビックリ!
このシーニック・レイルウェイは世界最急勾配なんだそうで、標高差650mの谷底へまっしぐらだった。
谷底の樹海にあるボードウォークを10分くらい歩いて、次なる乗り物のケーブルウェイ乗り場へ。
途中の森の中には旧炭鉱入口があったり、炭坑跡のレールなどがあった。
ボードウォークしていた樹海はまさに亜熱帯雨林の植物だらけ。
谷底駅からのケーブルウェイは84人乗りのガラス張りのロープウェイ。

ジャミソン渓谷の絶景が見下ろせるはずだったが、一面真っ白の世界で見事になにひとつ見えなかった。
なんてついていない私達なんだろう。
雨女返上したつもりだったけど、やっぱり今年も雨女の実力発揮ということか。
ロープウェイでシーニック・ワールド頂上駅に着いてからは、売店でショッピングとかしながら30分くらい霧が晴れるかもと時間調整。
そして最後の3つ目の乗り物の空中ケーブルカーに乗車。
空中300mを渡るスカイウェイで、当然360度の展望が得られるはずの乗り物だったけど……。
何しに来たのか?と言いたくなるような霧だらけの中で、スリーシスターズが見れるエコーポイントへ。
看板の晴れた日の絶景写真を自分のデジカメで撮っておしまい。
辺り一面霧だらけで何一つ見えないんだから、ちゃんと来たよという記念に。
展望台がこんなに深い霧に包まれていて……。
ランチは私たちが宿泊していたホテルの近くのチャイナレストランで。
中国人だらけで超うるさくて参った。
どうしてもスリーシスターズを見たいとみんなで切望し、再度エコーポイントへ行けることになった。
午後1時過ぎには霧が晴れていて、なんと何と青空の下スリーシスターズがバッチリと見えた。
ブルーマウンテンズ国立公園で最も有名な奇岩・スリーシスターズはアボリジニの伝説が由来しているという。
簡単に言うと魔法で三姉妹が3つの岩の姿に変えられ、そして父親はライヤーバード((琴鳥)になって、今も大空を飛び回っているんだそう。
スリーシスターズのみならずジャミソン峡谷の絶景も見れて大大大満足。
青く輝く深い神秘の樹海、スリーシスターズの奇岩など、大自然の造形を堪能できてラッキーだった。
再びシドニーへ戻り午後5時から乗船し、シドニー湾ディナークルーズへ。
前菜とメインの魚料理、バラマンディという魚らしいが日本にはないかも。
とデザート。
1時間半かけてシドニー湾をクルーズしたが、食べるのとおしゃべりに忙しくて……。
というのも3年前南イタリアとシチリア島旅行の時したから、一緒だったUさんとこの旅で偶然再会したから。
ハーバーブリッジやオペラハウスを船上から見るのもまた違った趣があった。
湾内だから全く揺れな、くオーストラリアビールを美味しく飲めた。
デッキに出てシドニー最後の夕暮れをと思ったが、7時でもまだ明るかった。
ホテルに戻ってまだまだ明るいので、Sちゃんと近くのシドニー中央駅へ歩いて散歩に行った。
夕暮れ時の駅の雑踏には旅情を誘われる風景があると思う。
電車に乗ってオーストラリア一周なんてしてみたいなあって。
次回のオーストラリアは西海岸の方へ行って、トラムに乗ったり電車に乗ったり自由に遊んでみたい。


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シドニー観光

2018-03-16 | 海外旅行
早朝5時にゴールドコーストのホテルを出発して、ブリスベン空港から一路シドニーへ飛ぶこと1時間半。
昨日の朝のビュッフェでまだ食べていない料理がたくさんあって、今朝食べればいいと思っていたら何とお弁当。
それも鳥のエサのようなもので、空港内でぶつぶつ言いながら一応食べたけど。
機内食も似たり寄ったりの鳥のエサでげんなり。
ブリスベンと日本は1時間の時差があったが、シドニーとブリスベンはさらに1時間。
というのもシドニーはサマータイムを採用しているからだそうだ。
朝食が早かったからかシドニーで最初に行った場所はレストランで早めのランチ。
いまいちのフィッシュアンドチップス料理だった。
シドニー観光といえばまずハーバーブリッジでしょう。
というわけで、シドニー湾のハーバーブリッジが良く見える場所へ。
シドニー湾の先にかの有名なオペラハウスも見えていた。
この日食事には恵まれなかったがお天気は最高だった。
世界遺産のハイドパークバラックスという建物を外からだけ見学。
なんでも男子囚人の建物だったらしく、当時500〜600人収容されていたそうだ。ガイドさんの説明によると、パン1個盗んでも当時は6~7年収監されたらしい。
ハイドパークバラックスから見えたシドニータワーやセントメリー大聖堂。         
バスにて車窓から古い建物がそのまま今は博物館になっていたり、外側は古いままで内側はホテルになっていたりというロックス地区を通過。
そして高台のシドニー湾、ハーバーブリッジ、オペラハウスが一望できるミセスマッコリーズポイントという所へ。
そこには石のイスがあり、ホームシックにかかったミセスマッコリーズが頻繁に来て、石のイスに座って景色を眺めていたという。
本物の方のミセスマッコリーズのイスに座ってSちゃんと記念撮影。
確かに眺望が素晴らしく気分爽快だった。
オペラハウスとハーバーブリッジが一緒に写真に納まるビューポイントでもあった。
木々も大きく育って木陰を作っていた。
最後はもちろん世界遺産のオペラハウスだったが観光客の多さ、老若男女問わず多くて驚きだった。
シドニー湾に突き出た岬にあるセイル型屋根が特徴的なオペラハウスだが、完成までに14年かかったそうだ。
残念ながら入口がちょっと見られただけ。
2700人収容のコンサートホールやドラマ・シアターなどなどとにかく立派豪華。
いろんな角度から撮ってみたくて周辺をウロウロ。
お天気がよくて海の色もすこぶるいい感じ。
売店にも行って見た。
海風を受けながらのんびりと憩い集いあうデッキもあり、私もこの場所でまったりしたいなーなんて思った。
オペラハウスの真正面にどーんとハーバーブリッジがあり、電車が何度も行きかっていた。
大都会シドニーを後にして約100キロ走ってKATOOMBAという町に到着。
ブルーマウンテンズ国立公園に近い小さな町のブティックホテルで、夕食前に1時間ほど散策してみた。
飲食店以外は5時半には閉店していて、山の中の町だからひっそりとしていた。
夕食はホテルでチキンとカボチャスープ。

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スプリングスブルック国立公園

2018-03-16 | 海外旅行
昨日と同様にお天気が快晴、雨、晴、一時雨と目まぐるしく変わった1日だった。
5時42分の海からの日の出を見ようと思いながら寝たのだが、前日の寝不足で起きれず。
朝食後ゴールドコーストの街中をちょっと走り橋を渡ったら、素敵な家々がリバーサイドに立ち並んでいた。
今日の観光はスプリングスブルック国立公園だけなのに、山道を登るにつれてお天気が怪しくなりついに雨が降り出した。
傘をさしてバーニングブルック滝へ。
一帯にはシンガポールの唯一の山・ブキティマ山にあったような、シダとか見慣れた亜熱帯雨林が広がっていた。
展望台から見ると玄武岩が砦のように立っていて、そこから落差106mの滝が流れ落ちていた。
落ちた先は深い深い亜熱帯雨林。
反対側へも行けるというので先頭を切って滝の上部を超えて行って見た。
スプリングスブルック国立公園はゴールドコーストの内陸部にあり、ヒーターランドと呼ばれる亜熱帯雨林エリアで、世界遺産に指定されている。
なんでも数億年前の動植物が生息しているとか。
本当に手付かずの自然が残る世界最大級の多雨林エリアの雄大さを目の当たりにした。
さらに奥地へ向かい、野鳥の餌付けができる場所へ。
ところが台の上に餌をばらまいても、雨のせいと35人の騒々しさと35本の傘に、鳥たちが驚いたのか1羽も姿を現さず。
仕方ないので森の中をしばしガイドの説明付きで散策して再び戻ると……。
雨も上がったお蔭か鳥たちがいっぱい木に止まっていたり、餌をつつきに来たりしていた。
私たちも餌付けの木を手にもって、アカクサインコという派手な色の鳥たちに餌をあげた。
再びバスで別の展望台へ向かい、グームーラーラの滝を見た。
「おじいさんのひげ」と言われる「サルオガセ」のようなものが木に取り付いていた。
初めて見る「クワズイモ」という毒花も咲いていた。
10年くらい前シンガポールから永久帰国する前に行った、タスマニアによく似た風景がそこにあった。
ランチはダム近くのレストランでミートパイとデザート。     
ゴールドコーストへ戻ると真っ青な空があった。
シンガポールでもよく見かけたブーゲンビリアの花がビルの谷間に。
心地よい風を肌に感じながらリバーサイドを散策。
こんなところに住むのも悪くないなーんちゃって。

ゴールドコーストウォークは2日目だから、ひどい方向音痴の私にも位置関係が分かってきた。
ネラング川とビーチの間にホテルやショップが建ち並んでいて、街の真ん中をトラムが走っていた。

夕食までフリータイムでゴールドコーストの海辺を散歩。
青い海、白砂にカモメさんがいっぱい。
時々スーパーを覗いて買い物したり。
砂浜にはレスキュー隊の初めてお目にかかるこんな車もあった。
街路樹にもカラフルな鳥たちが集まって「もうすぐ夕暮れだよ」ってさえずっていた。
夕食もフリーだったのでホテル近くのイタリアンレストランに入って外の席で。急にざーっと雨が降ってきたけど。
街を行きかう人達を眺めながら。
例にもれず中国人韓国人が多くて、ショップの経営者にも中国人を多く見かけた。
でも日本の国が21個入るほど広大な国土の割には人口が少ないからか、席についてもオーダーを取りに来ないし、何とものんびりしたものだった。



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