自然のシャワーを浴びながら:パート2

定年後の主人と晴歩雨読の日々。同じタイトルのニフティのブログ の続きです。

三斗小屋温泉

2017-06-25 | 登山ハイキング
一昨年初めて大学時代のワンゲル同期で北アルプス・涸沢で雄大な穂高連峰を眺めながら生ビールを楽しんだ。
その時みんなが装備を買ったからまた来年もと言われたけど、左手首粉砕骨折で去年は実現せず。
今年は5人の諸事情により、梅雨の時期の山行となったが那須連峰へ。
新幹線で一路那須塩原駅へ向かい、バスに70分程揺られてロープウェイ駅に到着したのは10時半くらい。
途中バスの中で、強風の為(風速26m)ロープウェイが動いていないことを知らされてガーン。
もちろん文明の利器を利用するつもりでいた私たちだったので、とにかく風が少しでも治まることを願って12時をタイムリミットとした。
それまでにお昼のお弁当を食べて支度を整え待ったが、強風どころが小雨もぱらついたりして……。
12時になったから意を決して強風の中、ロープウェイ駅の建物から出た。
あまりの風にみんな吹き飛ばされそうになったが、それでも始めは樹林帯だったから何とかしのげた。
途中下山してきた人に聞けば、全員強風で立っていられないほどで諦めて下りてきたとの返事。
ロープウェイ駅で地元の人に話を聞いたら、強風が吹き荒れてまるで歩く歩道のように勝手に体が行ってしまうって。
また小石が飛んでくることもあるから注意って。
樹林帯の中茶屋を抜けたら話の通り、ものすごい風が吹きつけてきた。
風の中歩き続けたが、時折ものすごい風に身体を取られそうになり、そばの岩につかまったりかがんだりして、何とか強風をやり過ごした。
少し進んではかがみこんだり少し進んではロープにつかまったりで、峰の茶屋跡に建つ避難小屋まで1時間以上かかった。
遠くに峰の茶屋跡が見えだした。
最近のカメラはあんなすごい強風の中でもぶれずに撮れていてビックリ。
みんなで小屋の中に駆け込んだ。数人の人が避難していてみんなの話題は強風。
小屋の中もガタピシ風の音がずっとしていた。
ちょっと小腹を満たしてから、今宵の宿三斗小屋温泉を目指して歩き出した。
数年前にIさんと登った茶臼岳が近くに。
どんどん下った先にあった避難小屋まで下りたら、樹林帯に入ったお蔭で風の影響がなくなりみんなほっとした。
イワカガミの花が強風にもめげずに歩き続けた私たちを慰めてくれた。
午後3時にようやく三斗小屋温泉の大黒屋に到着。
三斗小屋温泉は1142年開湯という歴史ある温泉で、健脚でも2時間は歩かないと着かないという温泉宿が今は2軒。
私たちが泊まった大黒屋は明治2年の建物だそうで、ランプの宿。
源泉が違う2つの温泉があり、夕食は部屋で5人でおしゃべりしながら飲みながら……。


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入笠山

2017-06-25 | 登山ハイキング
相棒と真冬1月に登ったことがある入笠山にハムハイ(羽村ハイキング会)に参加して再び登ってきた。
入笠山は信州長野県・伊那市にある八ヶ岳連峰が真正面に見える山。
スズランで有名な山でもあり、ちょうど今が見頃ということで。
パーキングエリアから八ヶ岳や南アルプスの甲斐駒が見えてワクワク。
9時過ぎゴンドラに乗車して一気に1780mのゴンドラ山頂駅へ。
片道約10分と結構長く空中散歩が楽しめた。
北海道に行った時にはすでに終わっていたレブンアツモリソウだが、今回入笠山で釜無ホテイアツモリソウなる花に初めて出会った。

個人的には形はあまり好みではないけど、色合いがよい。
あまり見かけない花だけに興奮して写真を撮った。
珍しいキバナアツモリソウもあった。
御所平峠登山口から歩き出すと、林の中には3段や4段のクリンソウの花も現れて。
今日のリーダーK氏の庭にあるクリンソウは最高で9段にもなっているとか。
更に歩いて行くとズミの花が咲いていた。別名コナシというらしい。
いよいよ今日の主役スズランの登場。
日本スズランはドイツスズランと違って、花が葉っぱの下に咲いているんだそう。
つましいツマトリソウの可憐な花もちらほら。
山頂目指して日本スズランの群生地脇の道を歩いたが、あまり雨が降ってないからかドライフラワーになりそうな感じだった。
まだまだレンゲツツジの花も見頃だった。
ゴンドラで楽して登ってきたから、11時前には1955mの入笠山山頂に着いてしまった。
お天気がよいと山頂からの豪快な山岳風景が見られ、それも360度の展望が広がる山頂の入笠山。
梅雨の時期にもかかわらず北アルプス、中央アルプス、南アルプスと360度の眺望が欲しいままだった。
        
さすがに北アルプスは遠いからはっきりとは見えなかったけど。    
ただ富士山だけはゴンドラの中からは見れたが、山頂からはちょっとぼーーっとして見えて残念。
これはゴンドラの中からの写真。
ズミという花のトンネル。今回スズラン同様にズミの花も一生分見た。
再び階段を登った斜面には最も広大な群生地が広がっていて、約100万株の日本スズランが群生しているとかで圧巻だった。
日本スズランだけでももう一生分見たと思ったのに、ゴンドラ駅近くのスズラン公園にはドイツスズランの群生地があった。
我が家のスズランは花の時期がすでに終わっていたから、また可憐なスズランにいっぱい会えてよかった。


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