'ゆうゆう"と

 岩手の小さな街の山間から、自然やサッカーのこと、思うがままにゆうゆうと。話題を提供していきたいと思います。
 

第37回岩手県中学校新人戦県大会サッカー競技

2010-10-16 21:07:13 | sinbou_san
 今日は天気も良く、どちらかと言えば秋晴れ暑かったですね。昨日の高校サッカー選手権大会の1回戦宮古工対一関学院戦は、終了10分前に失点し敗退したようです。人数が少ない中、子供たちは良く頑張ったと思います。コーチもお疲れさまでした。電話で「指導力不足です」との事でしたが、考えて見れば誰しも指導力を持った人はいないと思います。

「指導力とは」

 サッカーの監督やコーチを経験してきた私が考えている、指導者にとって大切なこととは何かについてお話します。

 それは選手の個性をどのように生かしていくか、その分野の専門知識がどのくらいあるか、など色々とありますが、一番大切なことは指導能力です。説明が上手であることよりも、いかに選手を説得して、選手に納得させるかという能力です。説得できていれば、選手は主体的に動き始めます。

 また、選手が成功したら褒めることが大事ですが、たとえ失敗したとしても、選手のプライドを傷つけるようなことをしてはいけません。私の場合は、2人きりで話し合いをするようにしています。そして、選手を叱りつけても、最後には選手の未来に期待しているということを伝えます。選手は最後に言われた言葉が心に強く残るものです。そのように、選手が自ら成長していこうとするような環境づくり、接し方をしています。

 子育てにおいても、子どもをいかにその気にさせるかということが重要ではないでしょうか。子どもは「真似の天才」ですので、説明するよりも具体的にイメージできるような状況を作ってあげることが大切です。具体的なイメージができれば、子どもは自ら動き出します。

 また、「失敗を褒められる眼」を持つことも大切です。失敗したとしても、チャレンジした勇気を褒めてあげましょう。育成というのは大変難しいことですが、選手の心を掴んで、自ら成長しようとするような気持ちにさせることが大切なのではないでしょうか。
 
アテネオリンピック日本代表監督、山本昌邦
 
選手の心を掴んで、自ら成長しようとするような気持ちにさせることが大切なのではないでしょうか。  
 私も最後は、この言葉に尽きると思っています。「自律・向上心」。その点では、正直なところ指導の限界というのを感じました。年代・環境も変り、成績を残せないのは当り前で、成績だけでは評価できない。最後は技術指導でなく、心の指導だと思いますね。

 昔、TomTom boxの更新が楽しみでしたが、先日久々に見ました。私の原点であり、現場で抱える問題を面白く紹介してますので、見て頂きたいと思います。

 「親馬鹿サッカー奮戦記

 わかっていても、難しいものですね。

 さて、新人戦県大会の結果ですが、一関地区代表の山目中ですが、前半10分に先制し、その後GKを交わしながらシュートがバーを直撃し追加点ならず。カウンターから失点し1;1。後半15分にミドルシュート。残り5分にコーナーからの失点で1:3で敗退。
 一関地区では、安定した試合運びでしたが、県レベルとは2点のビハインド。
昨秋はAPPI芝での試合で、差がつきやすいですが、今回はクレー。 結構一関地区は、来年も厳しい状況です。この冬2月までに8割固め、4月に9割。後の5月~6月は、いかに綺麗に化粧をするかです。
 結構厳しい状況ですが、「自ら成長しようとするような気持ちにさせることが大切」。これですね。

今日の結果は、以下のようになりました。

一回戦
大宮-矢巾 (2-1)
大槌-和賀・北上北(3-0)
黒石野-高田一(3-1)
久慈-福岡(3-1)
滝沢-金ヶ崎(1-2)
岩泉-宮古河南(0-3)
山目-北松園(1-3)
南城-遠野(延長2-3)
二回戦
大宮-大槌(2-0)
黒石野-久慈(3-0)
金ヶ崎-宮古河南(0-1)
北松園-遠野(0-2)
ベスト4は
大宮-黒石野 宮古河南-遠野

 長男から、フットサルボールをとられましたが、昨日は息子3人が久々に揃い、「マツタケご飯」を朝食で頂きましたが、美味しかったですね。

 最後の合言葉は、「players first!」。

頑張って行きましょう。