続・知青の丘

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ひさしぶりに好きな絵本などを。

2021-10-30 20:42:53 | 絵本
bookookさんの
ブログBookBookBookを拝読していて
宮沢賢治の「注文の多い料理店」の、
表紙絵の違う絵本2冊が紹介してあった。
で、我が家にある子育て中のその絵本の表紙は
どんなだったかなと~
1984年、偕成社
絵は島田睦子

宮沢賢治のお話は各自おもいおもいに
自由に描くにはもってこいなのかも~。
前のブログにも書きましたが
佐藤厚子さんは「十力の金剛石」のお話に絵を~。

ほかに持っている宮沢賢治の絵本
1992年、福武書店


1989年、偕成社

ついでなので
上記以外で
私の好きな絵本を挙げていこうとおもう。
順番はつけ難いけれど
トップバッターはこれかなあ~


1992年版あかね創作えほん・5、あかね書房
松谷みよ子/文  丸木 俊/画

「家をでるとき、もちごめを ひとにぎりずつ
にぎって、おまえに あいたい、
ただ それだけで 山を こえ、
山を こえて はしりつづけるうちに、
いつのまにか、手のひらの こめは、
もちになっているのです。
 どうか おねがいだから、
魔性のものだなどと、そんな
おそろしいことを いわないで・・・」

これは、
男に対する最後のむすめの気持ちを伝える台詞ですが
男はむすめの恋情のふかさにこわくなったんですね。

むすめの血のしたたりが
まっかな山つつじになったという
悲しい結末の恋のお話です。

私は、
娘が、夜、山を5つも越えてくるあいだに
手のひらのもち米が
つきたての餅になるというくだりが
恋の狂おしさをよく表現しているなあと
20年以上経っているのに
ここだけが思い出されていました。

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新聞記事の間違いってあるんですね!

2021-10-27 21:10:21 | ちょッと言わせて
人間のやることだから
絶対的なコトなどないのは分かっていましたが。

いま、Oyaziさんのブログを読んでいて、
自分がずっと間違っていたことに気が付きました。
でもね~たしか~しんぶんにぃ~でてたよねえ~
てことで、これ!

2012年4月21日付け熊本日日新聞の切り抜きですが、
文化審議会が20日に、この土偶ともう一件を国宝に指定するように
文科省に答申したという記事です。

切り抜きを拡大して読まれたらわかりますが
こう書いてあります。

西ノ前遺跡の土偶は1992年に出土。ほぼ完全な姿に復元した。
高さ45センチは最大級で、「縄文のビーナス」とも呼ばれ
学術的価値が高い。

文章もちょっとおかしいところありますね。
「復元した。」ではなく「復元された。」でしょうか。

正確には、この土偶は<<縄文の女神>>なのだそうです。
ネットでググってもそのように書いてあります。

たしかに、Oyaziさんもおっしゃっているように
こちらのほうを
「縄文のビーナス」といいたくはなりますが・・・。

私もこの<<縄文の女神>>に逢いたくて逢いたくて
ずっと目につくところに貼っているんです。


話は変わりますが
今年は美男葛の豊年



数えてはいないけれど
鈴なりです。
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森田廣 句画集『出雲、うちなるトポスⅢ 潮鳴り遥かに』

2021-10-25 22:06:58 | 俳句

お約束していたので
森田廣さん96歳の句画集をUPしておきます。

俳句は、4章からなる120句収録。
絵画は、表紙絵を除き9作品が挿し込まれている。

『出雲、うちなるトポスⅢ 潮鳴り遥かに』より
      22句抄by知青

<劫初の眼>より(私註:仏教用語で、この世の初めのこと)
夕空も出雲訛りや蕗の薹
椅子の人春昼を浮き沖へ浮く
昼の月ともがらに薇加わりぬ
さくら山劫初の眼玉掘りいるや
蝶の今日われの今日(こんにち)グッドバイ
青葦離れ生(しょう)をはなれしもの流る

<汽水>より
海光を追伸とせり白牡丹
砂丘いま揚羽の終の快楽かな
父祖の血の手斧手鉋桐咲けり
汽水外れの白骨の鳥青嵐
一念の珠となりけり青谺

<虹の雫>より
水槽の魚の賑わう昼花火
銀河から墜ちし流木発火せり
月虹やスサノオの威のほろびゆく
河渡るわれをわたるや十三夜

ある男の像

<空舟(うつおぶね)>より
仰臥せる胸の枯野に月のぼる
河べりを一個の冬となり歩く
煮凝りの幾世からまる篝火や
凍蝶や寝返りやまぬ空舟
寒林と記し目つむりこだま待つ
雪の上に出雲純系と墨書せん
夢招びの魂招びとなる雪明り

森田廣さんは、
島根県安来市生まれ、
在住の画家であり俳人である。
おそらくずっと、
この地の地理や歴史、風土と向き合って
絵も句も書き続けてこられた方だと思う。
安来市を調べてみると
宍道湖や中海という汽水湖に近く
造山(つくりやま)古墳や大成古墳など
古墳時代前期の最大級の方墳があり
日本海も見通せるようだ。
ヤマタノオロチ退治などスサノオの神話とも
深いつながりのある土地柄なのだろう。

そういう、ヤマト朝廷とは一線を画す地で
ひたすらその血と汗を意識しつつ
創作に邁進されてきたのではなかろうか。

そして今回の句画集で前回のⅡよりもっと
ただ今現在から過去や未来へ
ここ地平から銀河へ、無意識の世界へと
自由に漂泊している句が
多いように思えた。

我が未踏地の境地を
垣間見せてもらったような気分になった。

あとがきを読むと、
「三十歳を少し過ぎたとき、生死の淵をさまよう事故に遭い両腕を失った」
そうで、フランクル著『夜と霧』に出会ってから
俳句表現に向かう意識に転機があったという。

あとがきより抜粋:
大自然の霊妙な美と、不条理の極限に置かれた人間の存在。それは俳句表現に向かう意識の動かし難い転機となった。天地造化の妙を見せる世界は、他方あまりに悲惨な事象をももたらす。
そこに生きる一つの存在。俳句表現もまた「存在」につながるべきものという指標がそこにあった。
 予期せぬ高齢に恵まれ、出来ればシンプルな表現を心掛けたい思いもある。むろん、どんな表現であろうと俳句表現に値することばでなければならないが
更に言えば、その表現意識のもう一つの深みにある何かをたずねたいのである。その何かを端的なことばにすれば「いま・ここ」にという思いであり、「刻々のいのち」或いは「刻々の永遠」ともいえる思いである。






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柚子胡椒の手作りはヒリヒリで

2021-10-20 21:47:12 | つれづれ
いまだに
手がヒリヒリしてどうしようもなく
落ち着かない。

原因は、昨夜youtubeで
柚子胡椒の作り方を見たことから始まった。

あまりにも簡単そうだったので
よし、きょうはこれ作ろうと
青唐辛子を買ってきて
4日前に実家からもらってきていた柚子と~
材料も簡単に揃ったのでイザ~

まず、青唐辛子を縦割りにして種を取り除き
細かく刻む。
そして、すり鉢で擂るのだが
これが、なかなか厄介というか思うように擂られて呉れない。
適当なところで止めて、重さを計る。
48グラムだった。
次に3個分の柚子の皮を摺り下ろす。
35グラムだった。
合わせて83グラムで
その20パーセントの塩を加えてよく混ぜ少し擂る。
で、一応出来上がりというわけだが
今まで柚子胡椒を食べたものとは
違って粗すぎた。

でも、これでよしとして
まず今夜のから揚げにまぶしてから小麦粉をはたき揚げてみた。
(本当は、揚げた唐揚げに付けて食べたいところだが
肌理が粗くておじけづく。)

けっこうイケていた。
サツマイモもチップみたいに薄く切って揚げて
いい取り合わせだった。

ここまでは良かったのだが
風呂に入る時
お湯が両手にかかると
ヒリヒリしてヒリヒリして
湯舟に浸すことができない。
髪の毛洗うときも
とにかくヒリヒリして~

明日はフツーにもどっているかなあ~


これは春日ぼうぶら
皮剥いてレンチンして
(あくが出るのであくはとる)
裏ごしして塩コショウ、牛乳、コンソメなどで味付けると
美味しいカボチャのスープの出来上がり。
このカボチャは肉質がとても柔らかいので裏ごしが簡単!


これは頂き物の富有柿
家の者が団地内を散歩していて
柿のお宅の人に「うちのが(私のこと)柿大好きなんですよ」
と言ったらしく、持って来てくれた。
まだまだ沢山生っているから、
そんなに好きなら採りにきて
と言われている。
御菓子を持って、また貰ってこようと思っている。

ああ、急に寒くなったし(最近の最低の外気温12℃)
もうあと2か月と10日あまりでまた正月だ。
いやだいやだ~。

森田廣さんから
句画集『出雲、うちなるトポスⅢ 潮鳴り遥かに』が届いた。
1926年生まれの方ですが(95歳になられるのか!)
とても精力的に絵画と俳句に打ち込まれている。
創造力が衰えないって体力も精神力も凄い。
ああ~喝が入るー。
第4句集に向けてがんばろう。

森田さんの句画集は次の機会にご紹介します。


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久しぶりの菊池で鰻せいろ蒸し

2021-10-17 00:05:52 | 日帰り旅行
先週から今週前半は
蕁麻疹ができたり
少しアレルギー気味で薬を飲んだりしていたが
(例年10月はヤバい)
木曜日(14日)に、
久しぶりに友人と菊池の菊鰻で鰻のせいろ蒸しを食べ
(けっこうお客さんは入っていて、
3グループ7人が入店していた)
菊池神社のほうへ徳富蘆花の文学碑を探しにいったり
(妻愛子さんは菊池・隈府出身で
蘆花の作品に影響を与えたということでか
左隣に愛子さんの髪塚があった。)



物産館近くの喫茶・軽食?のお店「チムチム」の二階の画廊で
(教室の生徒さんの展示会開催中?だった)
佐藤厚子さんという画家・イラストレーターにお会いしたりして
かなりリフレッシュできた。

彼女が自費出版した『十力の金剛石』というのは
宮沢賢治のお話に
彼女が絵をつけていて
その絵の素晴らしいことといったら
(ネットで検索したら少し見ることができます)
もう完売で増刷予定なしだそう。
ああ~なんだか癒された~
こういう感性の方とゆっくりお話しができ
或るお約束までしてきたので
とても満足した。

毎年10月13日には菊池の能場で
御松囃子能奉納が行われている。
その翌日ではあったが行ってみた。
この松囃子は、
「菊池松囃子起源書」(宝暦7・1757年)によると、
南北朝時代、菊池15代武光の時に、
都から菊池に征西将軍として来られた懐良(かねなが)親王への、
正月の祝いとして守山城内(現在の菊池神社)で行われたのが始まりという。
国の重要無形民俗文化財。

能場の正面には樹齢600年以上とされる椋の木が聳え立つ。
懐良親王の御手植えとも伝えられ、
その「将軍木」を懐良親王と見立てて奉納されるのだそうだ。

イベントの名残

加藤清正の治水工事の一端
築地井手にも回った。


ついでに築地横穴墓があると標識があったので
山鹿や玉名のは見学したことがあったが
菊池市内にもあったとは!
低木に覆われていたが5・6基は見えた。

次はどこ行こうかな。
菊池渓谷の紅葉狩にでも行くかな。

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