続・知青の丘

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

映画「FUJITA」観てきました!

2015-12-17 19:31:07 | 映画
何が言いたいのか分からないなどと
既に観た人の評判はあまり良くないようですが
やはりここはひとつ自分で確かめる必要があると思った。
それに、
なんと言っても、「乳白色の肌」の裸婦絵(線は面相筆で)から
戦争協力画と言われる「アッツ島玉砕」、
戦後再び渡仏してからの教会宗教画に至るその変化に興味があった。

また、フジタは、1888年から1898年までの幼少期を熊本で過ごしている。

この寒空に「電気館」という名画上映に定評のある、
街の方の映画館に行きました。

確かに難しい俳句のような映画でした。
短歌の下句77が欠落したというか、主張や情緒が抑えられたというか・・・・
選びとられたエピソードめいた事柄を映像で見せて、
観た人に感じなさい感じなさいって、あとはあなたの想像力におまかせしますよ
みたいな映画でした。

途中少しダルいと感じるところはありましたが、
(友人とランチした後だったので、ちょっと眠ってた!)
フジタの芸術観と小栗康平監督のそれが融合しているような感じさえしました。

学生時代に読んだ懐かしいフレーズにも出合いました。
*高村光太郎の「雨にうたるるカテドラル」(1908~1909パリ滞在中に取材した作品)

*アポリネールの「ミラボー橋」
              詩集「アルコ ール」(1913)収録  堀口大學訳]   
   ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ
      われらの恋が流れる
     わたしは思い出す
   悩みのあとには楽しみが来ると

      日も暮れよ、鐘も鳴れ
      月日は流れ、わたしは残る

   手に手をつなぎ顔と顔を向け合はう
       かうしていると 
     われ等の腕の橋の下を
  疲れたまなざしの無窮の時が流れる

      日も暮れよ、鐘も鳴れ
      月日は流れ、わたしは残る

   流れる水のように恋もまた死んでいく
      恋もまた死んでゆく
     生命ばかりが長く
   希望ばかりが大きい
                                    

      日も暮れよ、鐘も鳴れ
      月日は流れ、わたしは残る

   日が去り、月がゆき
       過ぎた時も
     昔の恋も 二度とまた帰って来ない
   ミラボーー橋の下をセーヌ河が流れる
 
      日も暮れよ、鐘も鳴れ
      月日は流れ、わたしは残る


帰りの二の丸公園を横切って三の丸駐車場まで
歩いて行く時の寒さといったら
耳が痛かったよお~

(291)

コメント

京都紅葉びみょー!?ツアー(~12月1日)

2015-12-05 19:14:05 | 旅行
<第2日め>

東福寺も紅葉はイマイチ、微妙でした。




堂元印象作の本堂天井の蒼龍図
格子の間から撮りました・・・


東司(百雪隠)
これも格子の間から撮りました。
当時の様子の説明図です。


浴室(蒸し風呂形式)
東司(とうす)へも浴室へも厳しい作法が決められていたそうです。

東福寺山門
        前の池には枯蓮~

このあと、亀岡市のほうへ

豆屋黒兵衛さんで買った「花まめ甘納豆」。


嵐山トロッコ列車
トロッコ亀岡駅のたぬき(「他抜き」だそうで。)
観光客でごったがえしていました。

保津川下り(列車中より)



トロッコ嵯峨駅で見送って


ここから、自由散策!
角倉了以にゆかりのある土地のようだが、
そちらには行かず

清涼寺の方面に行き、

境内をぶらぶらしながら
秀頼公首塚に参り


落柿舎(らくししゃ)へ~

去来句碑
   柿主や梢はちかきあらし山  去来


去来の墓。
写真ではわかりませんが、台座は土中にうづもれ、
50センチほどの墓石には「去来」とのみ!

西行の井戸(墓地の脇)。

時代劇などで有名な竹林小径を抜け


途中、野宮神社にちょこと寄り
集合場所付近へ行き、おかいもの~

したくもないおかいものをした。
ツアーで配られた、といってもおそらく代金に入っている
地域振興券3000円×2人分を
あと2000円分残していたので使わねば勿体ないし。
(使える店が2軒だった。)

それはそれとして、
2日間で3万歩を越え!!
意外と歩ける自分にビックリ。

(289)




コメント (1)

京都紅葉びみょー!?ツアー(11月30日~)

2015-12-04 18:53:28 | 旅行
11月29日博多前泊して、
30日~12月1日から京都紅葉ツアーに行って参りました
博多駅前のイルミネーション。


京都を訪れる外国人の多さには今更驚きませんが、紅葉がいまいち!
<第一日目>
まず三千院へ
(大原女?)

奥のほうの往生極楽院前の紅葉は落ちてスカスカに

わらべ地蔵の頬づえ?


南禅寺山門


方丈庭園(小堀遠州作)

襖絵の「水呑みの虎」は狩野探幽作といわれているそうです。

水路をくぐると南禅院(南禅寺発祥の地)があるらしい。


紅葉の名所と言われる永観堂禅林寺(入館料1000円)
紅葉の中にまさに落陽せんとす




紅葉よりも
永観堂のみかえり阿弥陀像(撮影不可)が
拝観できたのは今回の収穫の一つ。
阿弥陀さまのあのようなお姿の像を初めて観ました。

清水寺のライトアップはよかった!




<つづく>


(288)




コメント (1)