続・知青の丘

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後の月句会 in 阿蘇

2010-10-22 17:56:59 | 俳句
今年の後の月は10月20日。

中秋無月の名誉挽回とばかりに
阿蘇の十三夜を愛でようではありませんかと~。

会場には、俳句仲間の千原蘇堂氏の
日本画の個展開催中の阿蘇高原ホテルを。
下見にも行き、いろいろと一応段取りし、後はお天気まかせ。

今回の句会には、大分から有村王志氏と福岡から伊佐利子氏という 
bigなお客様もお迎えし、お教えを請う宿泊勉強会にもしたいのである。

我が句会の代表は、あの有名な句、
秋比叡湖(うみ)から歩いてきた青年、の野田信章氏。

天気 曇り(十三夜は拝めず)
参加者10名(うち1名欠)
投句3句・締切(17時半)

一句次会(18時~21時)
  赤鶏のつみれ鍋を主にした根子岳プラン(3000円)という
   鍋会席。食べきれないほどの鶏つみれに舌鼓をうちつつ・・・・

 がまずみの実を噛み砕く阿蘇落暉(利)
        
     宿題をはみ出してくる兜虫(王)
       
   桃の絵の奥一すじの月光や(信)
        
     あの月の半分は犬が食べた(博)

   白い道残せるものなく虫を聞く(喜)
       
      画鉛筆鰯雲には泳ぐ音(臣)
         
        高胸坂の涅槃像にも秋の暮(蘇)   
   
          大柿ひとつ婆の笑み付き二百円(幸)
             
            女郎ぐも垂れて曇天の露天商(知)  

        ≪欠≫   これはこれはおとこおんなの十三夜(サ)

二次句会(22時~27時)・・・やはり十三夜は拝めず
     投句2句

     場所をツインの部屋に移し、宿泊組6名の参加。
    一献かたむけつつ・・・・・
    話ははずみにはずみ、午前三時まで。
       大変勉強になり、儲かった感じ!
   
    外輪の風が生み出す草の絮(蘇)
   
       火の山に酔筆を請ふ十三夜(利)
   
    天辺に柚子の黄徘徊(もとほ)る人は地に(信)
 
        蛇石神社揺れぬコスモスという晩年(王)

      菜乏しき広々の畑に枯葡萄(幸)

         秋湿る子ども神楽のゆるい振り(知)

 勉強会で印象に残った句~
   
  友の死へ雨の裸灯でありたい僕(金子兜太)

  白い人影はるばる田を行く消えるために(々)

  オホーツク落暉は大陸焼く貌だ(有村王志)

  病む人に雪かととわれ灼け瓦(伊佐利子)

     あとは、忘れました・・・
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