今朝は、
9時15分からの映画『MINAMATA』を観に
光の森のゆめタウンTOHO CINEMASへいった。
時間外の入り口が分からず、
席に着くまで20分程遅れたが入れてくれてよかった。
撮影場所は日本の水俣ではないので空気感は違うし、
また、脚色部分もあって、
違和感がなかったわけではないが、
大筋では間違っていないし、
その精神も評価できた。
水俣での撮影なんて反発もあるだろうし、
ドキュメンタリー映画ではないわけだし、
仕方無い部分はある。
しかし外国人だからこそ、
こういう映画が撮れたのだろうと思う。
快挙だと思う。
ユージン・スミスに関して、
第二次世界大戦中は
サイパン、沖縄、硫黄島などへ派遣されたカメラマンだったこと、
沖縄戦撮影の際に全身負傷したこと
千葉・チッソ五井工場で暴行されて、
片目失明するなど重大な怪我をしていたこと
怪我の後遺症で辛い生活を送ったことが
水俣病患者さんと痛みを共有できたと言えたことなど
知らなかったことばかり。
その人柄に映画を通してだけど
少し触れることができて良かった。
「入浴する智子と母」の写真は珠玉の一枚だ。
こういう写真というものは、
水俣に3年間住んで患者さんたちと
寝食を共にし、共に闘いの輪の中にいたからこそのものだろう。
ユージン・スミスも、
ロバート・キャパと同じように、
言葉よりも、
一枚の写真の重さと
メッセージ性を大事にしていたようだ。
ヤフーニュースにも取り上げられていた。
併せて、ウィキペディアでも検索してください。
色々知ることができます。
映画の終わりのほうににも記してありましたが
水俣病はまだ終わっていません。
未認定患者さんがまだいらっしゃいます。
(拙句集『たかざれき』に併録した石牟礼道子論にも書きました。)
ジョニー・デップは
(『シザーハンズ』『ギルバート・グレイブ』『パイレーツ・オブ・カリビアン』など、殆どを観てきていて)
大好きな俳優さんなのだが、
今回のを観ていて、
ドランカーを地でいっているようで大丈夫かなと思ったけれど
ユージン・スミスはアルコール依存症だったんですね。