続・知青の丘

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『豈』64号からソニー・ロリンズ、三井グリーンランドへ

2021-11-25 15:38:32 | 俳句

(発行:豈の会 発売:実業公報社 1000円+税)

『豈』64号で夏木久さんが
眞矢ひろみ句集『箱庭の夜』の評を書いておられ
その導入?にB・エバンスに
昔、夢中になったようなことが書いてあった。

そういえば~
私も~
結婚後どのくらい経ったころか
太宰府あたりでJAZZフェスティバルに行ったような~

青空の下の野っ原に坐り
水色と青の縦じまのノースリーブの綿のワンピースから
少しのチクチク感が伝わってきた・・・
ソニー・ロリンズのルンペン帽?に
Tシャツの汗、
サックスの響き
あのメロディーは調子良かったなあ~

ところで
あれはいったい、
どこの野っぱらだったのかなあ。

うちのに聞いたら
それは、
荒尾の三井グリーンランドだよ、と。
へええ~そうだったの!
当時、福岡は2Kの百道官舎に住んでいたから
2度乗り継いで行ったんだなあ~
大牟田駅から荒尾グリーンランドまではバスかな?

で、ググってみたら
どうも1981年7月らしい。
他にはチック・コーリアの名前くらいしか思い出さない。

うちのが、望遠レンズで
ソニー・ロリンズがサックス吹いているところを
結構上手く撮った写真があったのだけど、
いまはどこ~

荒尾三井グリーンランドは
11月28日までの俳句投句イベントに関わることになっているが
そういうご縁があったとはねえ。

『豈』から
ソニー・ロリンズ、三井グリーンランドまで
引っ張りすぎましたが
『豈』64号に参加した拙連作「虹の切り株」をUPします。

一昨年から去年に掛けて、住宅開発業者がやってきて、
隣接の畑を見る影もなく造成し、
邪魔になった大きな柿の木を切り倒した。
そういう最中に作った句です。

虹の切り株  加藤知子
剥落の朝陽の照らす柿若葉
山鳩の声は人情のごと奏で
日曜の野薔薇は猫の真似しきり
青葉闇鴉つがいの麗しき
帰り来てトランペットは夏へ無垢
生きている駅と国境(さかい)にある裸身
この空の青なら自来也(じらいや)来たるべし
鮮やかな血反吐を散らす年輪よ
花火とは違う歓声キノコ雲
虹の切り株忘恩の飴舐めおれば
羊歯のもと日蝕の楽園へ行く
首無しの胴に遮断機降りて来る
草むらに月あり底(そこひ)より耀き
穂芒にクレーン重機のつんのめる
冬空に供える煮炊き縄文壺
告白がつばき花びらめきており
献体を拒みて菜種梅雨の底
瞑る(めつむる)や鼓動は水脈の音に消え
むらむらとして蘖のもぞもぞと
さえずりや椎骨三個増えている

追記:同号P108~109に、
竹岡一郎氏による拙句集『たかざれき』の評
「道行あるいは橋渡しの季」も掲載されています。
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『はたけうた』(田島征三 さく・え)コンサート

2021-11-23 17:18:39 | 絵本
むかしむかしの子育て中のお話です。


1987年5月16日
小室等と田島征三が鹿児島にやってきて
はたけうたチャリティーコンサートというのを
開催してくれました。

まだ3男は生まれていなくて
二人の子を連れて行ったのでした。



ヨイショ たがやす はたけの つちは
ほって ホカホカ くろい つち ドッコイショ

ではじまる絵本ですが
どのページも野菜や穀物、昆虫などが
デザイン化されていて
力強くとても素晴らしい。
それにまた
これにつけてある歌詞がだいたい七五調で
とても調子が良くたのしい。

小室等が
(小室等を知っているひとは少なくなったかもですが)
ギターをかき鳴らして歌っている間に
田島征三が舞台上で絵を描くというものでした。

そこで描かれた絵は、
何枚くらいあったかは忘れましたが
最後に即売会となったのでした。

そして、それは希望者が多かったので
じゃんけんでということになり
私は3回勝って

この絵を買って帰りました
とさ。

じゃんけんに勝って鶏頭飛んできて 知青

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韓国ドラマ「マッド・ドッグ」に浸かってました

2021-11-17 13:15:48 | つれづれ
ユ・ジテとウ・ドファン主演の2017年ドラマ。
社会派ドラマというかいわない知りませんが
全20話に一週間引き込まれていました~。
昼間、19・20話最終回を見終わり
結末にも一応満足。

韓国ドラマの20話くらいで最終回になるのは
私などが観る分にはちょうどいいくらいの長さ。
脚本も丁寧で細部まで描き込んであるのがいいし
俳優さんたちの演技が上手いのか、
感情の機微の表現が秀逸だとおもう。
また、
只単に社会悪に挑んでいくだけでなく
そこに、必ず人の心の琴線にふれるやり取りなどが
散りばめられているので
見飽きず、グイグイ引っ張られていき
どっぷり浸かってしまうことになる。

ウ・ドファンという若手俳優さんも佳かった。

ユ・ジテに関して
「スターの恋人」でチェ・ジウとの共演
「ヒーラー~最高の恋人」でチ・チャンウクとの共演で
名前を知っていたので、
今回のドラマを見つけることができた。

チ・チャンウクの上記ドラマも面白かったけれど
「The k2 キミだけを守りたい」(全16話、2016年)は、
カーチェイスありアクションありで凄い迫力
ドラマでここまでするのかと思う程

いっぽうで甘い場面あり
チ・チャンウクの魅力は十分に堪能しているが
「奥様」のほうに感情移入してしまい
切なくなった。
まだ終わってはいないけれど
この先「奥様」がどうなるのか気にかかる。

この「奥様」役の女優さん、
見たことのあるような~とおもったら
なんと『ホテリア』でペ・ヨンジュンと共演した方だった。

寒くなってこもりがちになると
こうやってGYAO無料の日本や韓国のドラマにハマっちまう。

韓国政府の日本に対する外交姿勢は嫌いなんだけど
ドラマは面白い。

さて、
早いもので今年もあと1か月半で終わる。
きょうの紙ゴミの日に、また本を処分した。
学生の頃の文庫本や絵本でまだ処分できてないのは
これからなんだけれど
気持ちはどんどんスッキリしていく。

残り少ない丑年にちなみ
きょうの絵本はこれ、

「はなのすきなうし」岩波の子どもの本
1992年版 岩波書店


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『100万回生きたねこ』

2021-11-12 00:13:49 | 絵本
きょうは午後から姻戚の葬式に行ってきました。
その方は、91歳で亡くなられたおばあさんでした。

今年の年賀状欠礼の挨拶状が2通届いたのですが
99歳や100歳で亡くなったと書いてあります。
姉の義母はまだ健在で101歳。
どうも人生100年になったようですね。
で、きょうの絵本はこれ。


佐野洋子 作・絵 31ページ
1992年版、講談社

 100万年も しなない ねこが いました。
 100万回も しんで、 100万回も 生きたのです。
 りっぱな とらねこでした。
 100万人の 人が、 そのねこを かわいがり、100万人の
人が、 そのねこが しんだとき なきました。
 ねこは、1回も なきませんでした。

と始まり、
いろんな人の元に生き返っては死に
死んでは生き返り・・・・
とうとう、ある日・・・・

21ページの「白いねこ」の絵はとても素敵です。

これから先を書くと
ネタバレになり
作者に悪いような気がするので止めておきます。
佳いお話です。

葬式にちなんで
もう一つ。

たじまゆきひこ作・絵
1990年版 童心社

まあ~
私はあの世で
閻魔さんもお釈迦さまもいっしょくたになって
飲んで踊ってさわぐのもいいかなあ
とはおもいますが~。

ついでにと言ったら失礼ですが
こちらの絵本は、田島征三さんの作・絵

『とべバッタ』
1988年 偕成社 

田島征彦と田島征三の両氏は
1940年生まれの双子さんのようです。


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白百合の喉にレディガガレディオガガ   加藤知子

2021-11-05 22:37:24 | 俳句
有難いことに
拙句集を送った方が発行している俳句誌に拙句1句紹介のうえ、
贈呈していただいた。

それでいて、物申すみたいで大変恐縮なのですが
『たかざれき』(2020年11月刊)の中の一句

白百合の喉にレディガガレディオガガ 
が、
白百合の喉にもレディガガレディオガガ 
となっていた。

俳句では、こういう「も」にはとても厳しく
私などは、この句に関して、
「も」の余地は全くなく、考えてもみなかった。

『現代俳句』2021年11月号28頁
小林恭二さんが「兜太現代俳句新人賞選考を終えて」の評の中でも
新人賞に輝いた小田島渚さんの50句の中の一句
芋虫にも咆哮といふ姿あり  
の「も」について、
殊に惜しかった、
と述べてありました。

私も、俳句短歌誌『We』を発行している身なので
校正にはとても気を付けているわけですが
ほんとに心しなければと思う出来事でした。


(少し前の美男葛。きょうはもっと赤い。)

さて、
We13号(2022年3月1日発行予定)の
作品締切は12月10日です。

問い合わせや参加ご希望の方は

俳句作品タイトル付き10句
又は短歌作品タイトル付き10首
参加費はそれぞれ2000円です。



購読希望のかたは
来年3月と9月発行分2000円を
13号(2022年3月発行)を受け取ってから納入してください。
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このところ
GYAO無料で「きのう何食べた?」
(2019年1話~12話)を観ていた。
ゲイの告白やお互いの気持ちを大事にすることなど
コメディタッチで明るく面白く見ることができた。
結局は人間同士のこと。
簡単に作れるレシピも有難かった。

韓国ドラマも2話ずつ更新されるラブコメを2本
たのしみに観ています。



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