

(「俳誌のプロムナード」より)
秋深し狐日和の続く旅 江良 修
大きなずぼん夕立が来さうなり 小田 桐妙女
書置きのような聖地や寒卵 男波 弘志
あおむしの気取りマックス柵わたる 柏原 喜久恵
宝石の深き疲れや水の秋 加能 雅臣
肺ふかく啼くを冬木の高音とも 斎藤 秀雄
簡単に生きてみたらと葛の花 島松 岳
胃薬にコウモリ傘も付けましょう しまもと莱浮
乳房に成れと軍艦を鯨撫づ 竹岡 一郎
みかん二つ路上に許さないごとく 竹本 仰
折鶴の鳴く声あるや原爆忌 林 よしこ
大桜自分の目から歯が見えない 早舩 煙雨
大鮟鱇閉ざした口に詩が沁みる 阪野 基道
立冬や収束拒む五体なり 松永 みよこ
影つひに歩くを覚え花すすき 森 さかえ
人問わば雨を待ってる雨蛙 森 誠
あなた有明口づけだけが朝顔 加藤 知子
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これは、昨年11月発行のものですが
今年も掲載の案内がきましたので
19号から選んで掲載稿を送ります。
有料掲載ですが、
参加同人の方の個人負担はありません。
このブログをご覧になった
We19号参加同人の方で
この句を載せて~という句があったら
加藤までメールでお知らせください。
5月31日までにお願いします。
お知らせのない場合は
20号用「ふたり合評句」の
句掲載でご了承ください。
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昨日、夕方近く
整骨院に行って、車のドアを開けた途端
とても芳しい香りが漂ってきました。
う、この香りは???
と見回すと
これかなという大木が~

薄い紫の小さな花
栴檀の花でした!
雲見草とも
今盛りですが
昨夜からの雨で花は落ちてしまったかもです。
梅雨入りしたような降りで、
今は昼間ですが、
梅雨闇で不穏な感じです。
骨無しの夕餉ととのふ花樗 知青
(こちなしのゆうげととのふはなおうち)
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