恋をしにゆく道に蚊の柱なす 西原天気 (We5号)
火の前のとてもきらきらしている蚊 田島健一 (We4号)
蚊は秋へそしてたゆたう如来かな 竹本 仰 (We3号)
秋の蚊と張り合うもまた人となり 石田真稀子(We9号)

蚊嫌草(ローズゼラニュウム)
花束か何かにあったのを
狭庭の植木鉢に挿したら
はびこってきました。
冬も簡単に越えましたー。
まだ手には、
この草の香が結構強く残っています。
ついでに、ぼうふらの真面目で面白くない拙句も
いつのまに湧く孑孒や戦争や 加藤知子
今を盛りの燕子花(かきつばた)

橋姫のうすくにほへり燕子花 森さかえ (We6号)
やはり何か障害のある恋の道
だからこそ
叶わぬ恋は詩になり
音楽になり
絵になるのでしょ。
恋をしにゆくべきですね!
恋をしにゆく道に蚊の柱なす
何度も読んでいたらこの句が見えてきました。
そーですかぁ〜人目につかない道を行かざる事情があるんですか、なんちゃって。
Weの中でたくさんの句を読むときと、知青さんに抜き出された句を読むときの違いに驚きます。
とても良い勉強をさせていただいてます
いつも俳句のご感想をいただき
ありがとうございます!
読まれた後のそういう反応が
一番うれしいですね。
私も秋の蚊ですが
南国では越冬できますね~
秋の蚊と張り合うもまた人となり
儚い命と張り合う人、ですね。
ああ自分だ、と頷きました。