とにかく何が問題であるかという単純な問題が誰がわかっているのであろうか?
沖縄はアジアの抑止力というがそれでは何に対して抑止力になっているのであろうか?
アジア地域の紛争というが、たとえばミャンマーの軍事勢力にアメリカは介入しスー・チー女史を解放することさえ出来ていない。
中国の軍事力が増大されていながらそれを阻止することも、北朝鮮の核兵器開発の阻止もできていないのである。
それとは反対にイラク攻撃やアフガニスタン攻撃は着実に沖縄や本土の基地から攻撃に出ているのである。
イラク攻撃も大量破壊兵器というありもしない理由を盾にとり、フランスもドイツもロシアも中国も反対する中行ったのである。フランス・ロシア・中国は国連の常任理事国である。賛成した常任理事国はイギリスとアメリカである。アメリカは石油利権のためにイラクは喉から手が出るほど欲しい国であった。
米次官補ミャンマー訪問へ スー・チーさんとも会談
【バンコク共同】ミャンマー軍事政権筋は8日、キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)が9~10日の日程でミャンマーを訪問すると明かした。次官補の同国訪問は昨年11月以来。
同筋は、次官補が10日午後、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんと会談することが決まったと述べた。米国務省高官はスー・チーさんらとの会談が見込めなければ次官補は訪問しないと7日に述べており、軍政が米側の要求を受け入れた格好。
スー・チーさん率いる最大野党、国民民主連盟(NLD)は今年実施される総選挙のボイコットを決め、6日に解党したばかり。次官補は今後の民主化運動の進め方などについても意見を交わすことになりそうだ。
現地からの情報によると、次官補は9日に首都ネピドーを訪問、軍政高官らと会談した後、10日に最大都市ヤンゴン入りする。同日午前にNLD幹部と会い、午後2時(日本時間同4時半)ごろ、政府ゲストハウスで自宅軟禁中のスー・チーさんと会談する予定。
2010/05/09 00:49 【共同通信
沖縄は戦後日本ではなく、アメリカであった。アメリカであったから道路は日本と反対のクルマは右側通行であった。
パスポートがなければ日本人は沖縄に入ることが出来なかった。もちろん使用紙幣はドルである。
日本本土のように進駐軍が駐留していたのではなく、沖縄はアメリカであった。
沖縄の基地はアメリカの基地であったと言うことは、経費はすべてアメリカ持ちであった。
ところが返還されてからは、駐留経費はすべて日本持ちとなったのである。
密約でも記されたように核は以前そのままであった。
表面上は返還であるが、本土の負担は増えたのである。
沖縄がアメリカであったということは、アジアの安定というよりアメリカの世界戦略として沖縄が必要であったと言うことである。
インドの分裂を施策し、パキスタンとインドを仲違いさせ、両国の不安定を作り出したのもアメリカであるし、その故に両国は核保有国になってしまい、アジアはさらなる不安定な要因を持つようにもなった。
今回の鳩山由紀夫発言が右住左住しているが、問題そのものの要素は強大すぐるのである。
沖縄に鳩山由紀夫が来ようと来るまいと沖縄県民は本質的には関係ない。
日本の首相が米軍にノーと言えばそれで米軍が引き下がるワケが無いのである。
毎日毎晩自爆テロを起こしてもイラクから米軍が撤退するほど日本の沖縄は甘くはない存在である。
鳩山由紀夫がどのようなスタンスをとってもアメリカは動きはしないであろう。
しかし、今回のお騒がせハタ迷惑の根本にあるのは鳩山由紀夫ではなく、あくまでも米軍である。
賛成派にしても米軍と利害関係のある人々である。補助金・就職・雇用問題・政治的な評価(自民党議員)、政治資金も貰え、大学の教授職も保証されるなどのメリットがあり、自民党政権の時にはこういう鳩山由紀夫が巻き起こしたつむじ風は起こり得なかったと言うことである。
改めて米軍というものを考える上では良い機会であるし、これはハタ迷惑ではなく鳩迷惑程度のことである。
三沢から沖縄まで米軍基地があり、原子力発電所があるのはなんのためであるのか?