四季の書斎 世界は破滅に向かっている。

永遠不滅の生き方を提供!

小松茂美先生の訃報は芸術新潮編集部のツイッターで知りました。感謝いたします。

2010年05月26日 22時32分29秒 | 文学・思想
地道な学者がなくなっていた。ここに喪に服する。

小松茂美先生が支持された池田亀鑑先生の仕事もまだまだ埋もれているということを、学士院の先生から伺ったことがある。

日本の書店に並ぶ書物はさらにアンチョコになり、真面目な世界がどんどん排斥されるなか、この先思想・学問・芸術を支える人材が育成されていくのであろうか?

すべてのものが功利化されマクドナルド化されるだけで味気のない世の中になっている。

息苦しいのは私だけであろうか?

尚、小松茂美先生の訃報は芸術新潮編集部のツイッターで知りました。感謝いたします。
芸術新潮での記事


時事コム

小松茂美氏死去(古筆学者)

 小松 茂美氏(こまつ・しげみ=古筆学者)21日午後0時53分、心不全のため死去、85歳。山口県出身。葬儀は27日午前11時から、東京都台東区上野公園14の5の寛永寺輪王殿で。喪主は長男美彦(よしひこ)氏。
 県立柳井中学卒業後、旧国鉄勤務を経て53年に東京国立博物館に転職。独学で筆跡から古典の筆者を特定し、その成立背景を探る「古筆学」を提唱。著書に「古筆学大成」(全30巻)などがある。66年、日本学士院賞受賞。(2010/05/22-00:06)




小松茂美先生の書籍群


相撲とヤクザ 芸能界とヤクザ 企業とヤクザ 政治家とヤクザ 警察とヤクザ 医者とヤクザ 

2010年05月26日 20時42分52秒 | 事件・事故・自殺
日本はヤクザ社会である。

相撲を見ていると観客席にかなり目が行く。
ガラの悪い客が前席を陣取っているのは、品格の問題がうるさく言われていたころブログでも指摘したが、相撲を見ると何よりも観客席が面白くついつい目はそちらを見てしまう。

面白いことに着物を来た美人がよくいるのである。あれは玄人女であることは一目瞭然である。どういう男が連れてきているのか、まるでテレビを通じて俺の女を世間に見せつけているようである。

興業の世界はヤクザとのつながりが深い。
地元の親分の許可ないと嫌がらせをやられる。

鶴田浩二襲撃事件を追って行くと、意外な人物に突き当たる。水の江滝子とその甥の三浦和義である。
詳しい内容はwiki鶴田浩二襲撃事件をたどっていただければ分かるが、これが興業と芸能界との関係を物語っている。

まさしく相撲もこの通りである。

例えば、大阪羽曳野市にある九重部屋の御殿のような建物が誰によって立てられたか?
そしてこの一帯が野球賭博のメッカであることも地元では有名である。

今年になって神奈川県警がヤクザからの差し入れの冷蔵庫を使っていたことが発覚している。

かつて企業とヤクザは密接な関係をもっていた。
キッコーマンの労働争議にはヤクザを使っていたことも有名である。もちろん労働者を日本刀で殴り殺すというような事までやらせるのである。

だいたい昔の映画を見ていてヤクザの出てこない映画を見ることは困難である。
ヤクザ映画を見てヤクザに憧れた人間は何万人イルカはわからない。

「死んでもらいます!」「…カッコいい、健さん、シビレル!」とは映画館の観客の声であった。
その高倉健さんも、「死んでもらいます!」で文化功労賞を貰えるのがこの国である。

皇居や天皇陛下を守るにもヤクザは欠かせない要因でもある。
残念ながら虐待されている労働者階級もヤクザが好きなのである。
一流企業の中ではいつでも野球賭博がやられているが、やっていないのは共同通信くらいではないだろうか?


アサヒ・コム

発砲事件捜査本部に組幹部提供の冷蔵庫 神奈川県警

2010年3月2日15時0分

 元暴力団幹部による発砲事件を捜査していた神奈川県警と警視庁の合同捜査本部で2007年、別の暴力団の幹部から提供された冷蔵庫を使っていたとして、県警が暴力団対策課の男性警部(59)を所属長注意の処分としていたことが、複数の関係者への取材でわかった。

 発砲事件は07年9月に横浜市神奈川区で発生。家宅捜索しようとした警視庁の捜査員が、山口組系の元暴力団幹部に銃撃されて重傷を負い、神奈川署に合同捜査本部が設置された。

 県警内の不祥事調査や処分を担当する監察官室などによると、男性警部は県警暴力団対策課の中隊長で、捜査本部の中心の一人。捜査本部には冷蔵庫がなかったため、警部が知人に「冷蔵庫を探している」と伝えたところ、稲川会系の暴力団幹部から中古の冷蔵庫が届けられた。冷蔵庫は高さ1メートルほどの大きさで、捜査本部が解散するまで、捜査員らが飲み物を入れるなどして使っていたという。

 捜査本部の解散後、冷蔵庫の入手経路が問題となり、県警は警部を所属長注意とした。男性警部はこの暴力団幹部について「情報を得るための捜査協力者だった」と話したという。

 監察官室は朝日新聞の取材に「暴力団を捜査する立場の警察官が暴力団関係者から冷蔵庫を借り、署内で使用する行為は不適切。上司が厳しく指導した」と説明。一方で、「一部の捜査員は冷蔵庫の入手元を知っていた可能性があるが、ほとんどの人は知らなかったのでは」としている。

 また、監察官室によると、この警部は07年、同じ捜査本部内で女性巡査に性的な発言を繰り返したセクハラ行為でも訓戒の懲戒処分を受けていた。最近になって、勤務時間中にスポーツクラブに繰り返し通っていた疑いが浮上し、監察官室は、地方公務員法の職務専念義務に違反する可能性もあるとみて調査している。(田村剛)




相撲ジャーナリストの杉山邦博氏は毎日のように相撲会場の目立つ席(ヤクザが陣取る後ろ辺りに)を取っている。すると毎日のようにどういう連中が観覧しているかをよく知っているわけである。

何よりも相撲放送をするNHKがヤクザ連中を映し出しているのであるから、自覚がなければならない。
いままで問題にならなかったのは何故か?

芸人連中もちょこちょこ目にする。あの正面の席は良く目立ち、客たちは携帯電話を使って、今いる自分の姿を電話で伝えていることがこちらからも見え見えである。


漱石が愛したウイリアム・ターナーの風景画展がプラド美術館で開催予定

2010年05月26日 20時10分39秒 | 美術・建築・工芸
パリのグランパレで開催されていた「turner et ses peintres」が5月24日に終了した。

次回はスペインのプラド美術館で開催予定である。

Turner y los Maestros

Museo del Prado

22 de junio - 19 de septiembre de 2010

Edificio Jerónimos

ヨーロッパ・プレス

ロンドンを端切りに始まったこの美術展は日本人にはあまり知名度のない画家であるかもしれないが、イギリスの画家としてはもっとも有名な画家である。パリでは大盛況に終わったようである。

夏目漱石を読んでいるとターナーの名前がよく出てくる。
わたしはロンドンのピカデリーサーカスのホテルから地図を片手にテートギャラリーまで歩いた事を思い出す。
テートギャラリーにはターナーの作品が多く展示されている。つまりターナーを見るためにテートギャラリーへいったのである。

プラド美術館は立地条件のよい場所にあるし、何よりもベラスケスやゴヤをも見ることができる。ボッティチェルリの作品もあればレオナルドの作品もある。別館にはピカソのゲルニカもある。近くのレストランではパエリヤの香りが漂っている。

スペインは牛の国でもあるが、口蹄疫の問題はほとんど聞こえてこない。
イギリスは牛に共喰いさせる国である。それだけに狂牛病が発生する。
闘牛などはまだ健全なのであろう。
先だって闘牛士が喉元から牛の角に指されて角が口から出たので騒がれたが、殺された後の牛はちゃんとレストランで料理にされる。最後の睾丸はピカソの大好物でもある。

話はそれたが、ターナに出会う良い機会である。