釣りでんなんでん

五島列島で趣味の金魚とメダカを飼育、それと大好きな釣りの日記です。

釣一笑

2012年02月29日 | 釣り
「1日幸せになりたかったら酒を飲みなさい。
 3日幸せになりたかったら結婚しなさい。
 1週間幸せになりたかったら豚をつぶして食べなさい。
 そして、一生幸せになりたかったら、釣りをしなさい。」

                あの開高健の名言である(中国古諺より)



子供のころから目の前は海という環境で育った。しかし釣に興味を持ったのは中学生のころで周りに比べ遅かったと思う。きっかけは四国から里帰りしていた叔父であった。その頃は山から切ってきた竹で自作していた時代で、リールの付いた竿は高価で買えなかった。叔父に連れられて初めてキス釣りに出かけ遠くまで仕掛けを投げられ、竿先に感じる魚のあたりや一度に何匹も連なって上がってくる魚に感激しそのまま釣の魅力に引き込まれてしまって行くのである。当然ながら叔父の釣道具はそのまま私のものとなった。
グレを初めて釣ったのは22才ぐらいの頃で、帰郷した兄貴と近くの防波堤で棒ウキを付けて釣ったのが最初で付餌はアミエビをストッキングの繊維みたいなものでまとめた物であった。多分その頃オキアミは五島では販売されていなかったように思う。30㎝~35cmのサイズが面白いほど釣れたのを覚えている。それから青年は夢中になるものが多すぎて釣りからは離れて行きます。釣を再開したのは30才で、結婚し5年程経った頃でありました。義兄のグレ釣の話を聞いて、兄貴と一緒に釣をした時のことを思い起こされた私は、すぐに義兄にお願いして釣具やに行きフカセとカゴ用の道具を一式そろえてもらい本格的に釣にのめり込んでいくのであります。