
第二次世界大戦、ヨーロッパ戦線の重要な局面であった1944年のイタリア・モンテカッシーノの戦いの面々。
大爆撃と計四回の攻撃作戦でようやく陥落した山の上の修道院は、戦後見事な復興を成し遂げ今日の我々に元の美しい姿を見せてくれます。
右から
・インド第4歩兵師団第9グルカライフル連隊第1大隊のグルカ兵。ククリナイフが特徴的な、ネパールの山岳民族で編成された英軍伝統部隊。
第二次、第三次攻撃作戦に参加し、大きな犠牲を払った。
軍装はP40バトルドレスにP37装備。Mk.II皿型ヘルメットという典型的イタリア戦線のイギリス軍野戦装備です。他隊と違うのはククリの装備のみ。銃はアメリカ製トンプソンM1928A1サブマシンガン。
・ドイツ空軍第1降下猟兵師団のファルシルムイェーガー。同年2月からカッシーノ防衛に参加し、最後の戦闘で撤退するまで戦い続けた。
ダークイエローで塗られた降下ヘルメットにスプリンター迷彩降下スモック、ジャンプブーツに空軍熱帯用パンツとシャツ姿。
・アメリカ第34歩兵師団第100大隊(ハワイ出身の日系二世で編成)。第一次攻撃へ参加。激戦にさらされて大きな犠牲を払い、別の作戦へ転戦した。「バンザイ突撃」伝説がある。
一般的なM1ヘルメットにM41フィールドジャケット、マスタードシャツ&パンツにP38レギンスの典型的な米軍装備です。銃はやっぱりM1ガーランド小銃。
・ポーランド第2軍団第22砲兵弾薬輸送中隊。最後の攻撃へ参加。同軍団の第5歩兵師団”クレソワ”はこの戦闘に終止符を打った。
ポーランド軍の鷲章がついたイギリス軍と同様のベレー帽にP40バトルドレス。米英連合軍に参加したポーランド軍は基本イギリス軍の軍装、装備を使ってました。違うのは記章だけです。
・ヴォイテク二等兵。オスのシリアヒグマ。同中隊のシンボル。25ポンド砲の弾薬輸送に尽力した。その後中隊のマークに制定される。
頭のギャリソンキャップは本当は被っていない。
ポーランド軍使用ウィリスMBジープは塗装/マーキング共に同戦線、同軍団の別の車輛を参考にしました。
ETVで偶然見た実在したポーランドの兵隊クマ、ヴォイテクのドキュメンタリーを見て描こうと思い立ちました。落書きのつもりでしたが記章類や装備を調べるうちに時間が経ってしまいました…。
ポーランド関係は主にWW2の初戦で、劣勢ながらもドイツ軍に一泡吹かせた活躍が好きだったりします。独特の装甲車両に伝統の騎兵部隊、優秀な航空部隊etc...
このヴォイテクのエピソードは海外ドキュメンタリーで知りました。
19世紀各国に存在した槍騎兵ウーランの軍装なども好きです。
私も、ポーランド軍が大好きです!
19世紀と言えば私はワルシャワ公国軍のリエナクメントをやっています。
これが私の制服の写真です( file:///C:/Users/%E9%9A%BC%E4%BA%BA/Desktop/1609616_642603999108606_478788901_n.jpg )
後、自分のブログも初めてみました^^
( http://blog.goo.ne.jp/torittori0411 )
恥ずかしながら、ポーランドにリエナクターの方々がいるとは知りませんでした。ワルシャワ公国といえばナポレオン戦争!考えてみればリエナクターがいないわけがありませんね。
よろしければそちらのブログのほう、リンクを張らせていただいてもよろしいでしょうか?