アメリカ南北戦争のさなかに騎兵将校として異例の出世を遂げ、「少年将官」として当時のメディアに持て囃されたある有名な将軍。
そして戦後の整理で少将から中佐へ降格され、戦う相手を南軍から先住民へと変え、最期は皆様ご存じのとおり「リトルビッグホーン」で玉砕したジョージ＝A＝カスターの軍服を、
「アイドルマスター2」の天才ルーキー・星井美希さんに着ていただきました。
現代ではそのインディアン戦争時における振る舞いからマイナスイメージで語られることの多いこの人ですが、
それでも南北戦争当時は勇敢に活躍した「若き英雄」だったことは間違いありません。
そしてこのように、オーダーメイドの特注軍服を身に着けておりました。襟は当時の海軍のセーラー服などにみられる大きくて白線と星章の入った独特のもの、
同じ襟のデザインで丈の短いシャルジャケットタイプも写真に残っていますが、そちらは南軍やフランス軍のような金モールの派手な袖章が付いておりました。
左手の拳銃はコルト61ネイビーリボルバーで、ニッケルメッキのエングレーブ入りの派手なものです。
南北戦争は将校の出世が早い例が多く、
北軍初の黒人部隊"マサチューセッツ第54連隊"の指揮官ロバート＝G＝ショーは少尉で開戦を迎えてから僅か2年で大佐になってます。
また南軍騎兵を率いて活躍し、戦後に白人至上主義白頭巾集団を創設した事で有名なネイサン＝B＝フォレストなどは
開戦時に一兵卒で入隊後数か月で大佐になっています。