ポンコツPAK-ブログサイド-

ミリオタ、エルンストによるブログです。
pixivでダラダラ描いてます。

続・荒海のレイダー 南軍襲撃艦 CSSアラバマ

2013-10-26 20:38:01 | ミリタリーな話題


北戦争時、イギリスで建造された南軍木造蒸気スループ艦。1862年8月から合衆国艦船を狙ってカリブ海から南太平洋までを荒らしまわり、70隻以上の船を仕留めた通商破壊エースです。
右手のは前部甲板の7インチブレークリーライフル砲、左手のが後部甲板の8インチ滑腔砲です。脚部には32ポンド砲を6門搭載しております。
主砲2門っていうとどうしても二挺拳銃になっちゃうです…。

彼女を追跡していた北軍艦USSワイオミングは東アジアで急きょ別名を受け、攘夷の機運高まる日本へ寄港。長州藩の米商船砲撃への報復の為、下関で長州藩の砲台・軍艦と交戦しております(損傷。そしてアラバマは逃がした)。

当の彼女はは1864年6月、フランスのシェルブール沖で別の北軍艦(USSキアサージ)に撃沈されました。
(エデュアール=マネの絵画にこの時の海戦を描いたものがありますね。すみません、pixivでコメントいただくまで知らんかったorz)

のちに中立国であったイギリスで建造されたことが問題となり、アメリカ合衆国への賠償問題へと発展しました。

とりあえず南軍艦艇でキャラ立ってると思われるものはあらかた艦娘化してみました。

北軍・USSS バーダン・シャープシューターズ (南北戦争・ゲティスバーグ1863)

2013-10-13 20:52:56 | ミリタリーな話題


南北戦争続き。
北軍ハイラム・バーダン大佐によって編成された狙撃/散兵専門部隊・US シャープシューターズの軍装です。選抜され特別な訓練を積んだ射撃の名手たちを出身州ごとに一中隊ずつ区切り、全部で二個連隊が編成されました。第二次ブルランをはじめ、ゲティスバーグやピータースバーグ包囲戦まであらゆる戦線で活躍しました。
通常軍装用フロックコート&ズボンを緑色に染めたものを着用し、合衆国章のついた黒い硬質ゴム製ボタン(通常の真鍮製も併用)を使用しました。背嚢は独自の毛足の長い革製のもので、四角いメスキットがベルトでくくりつけられていました。足には革製レギンスを着用してました。
実際にはレギンスをつけなかったり、紺のサックコートや空色ズボンの併用、スロウチハットの着用などあまり揃いにはならなかったようです。
フォレージキャップの頂部にある赤いダイヤ章はポトマック軍の制定した所属軍団/師団パッチ(形状で軍団、色で師団を識別した)で、ゲティスバーグ戦時の所属だった第3軍団第1師団を現します。
銃は前装銃が主流だった一般歩兵と違い、外火式後装単発銃のシャープスライフルを装備しておりました。

オスプレイ社をはじめ複数の文献をあたって軍装を調べましたが決定打に欠け、最終的にはネットで見つけた向こうのリエナクター諸氏の格好も参考にさせていただきました。

アメリカ南北戦争・ペンシルヴァニア第76義勇歩兵連隊

2013-10-08 20:14:35 | ミリタリーな話題


おひさしぶりの軍装絵となります。

アメリカ南北戦争時の北軍・ペンシルヴァニア第76義勇歩兵連隊の兵卒の軍装です。
この連隊は当時アメリカ各地で流行したフランス軍北アフリカ植民地の義勇兵「ズアーヴ」の模倣制服を着用しております。

この連隊は「グローリー」でおなじみワグナー砦攻撃にマサチューセッツ第54有色義勇歩兵連隊とともに参加しました。
青フェズ帽に水色ズボンというだけで元のズアーヴとはずいぶん印象が異なります。上着の赤い胸飾りはなんだかフェルトを切り抜いて張り付けたようなモッタリした感じです。正面の灰色のボタン部分はベストではなく、ジャケットと一体になっています。
小銃は標準的なスプリングフィールド1861ライフルマスケットです。