ポンコツPAK-ブログサイド-

ミリオタ、エルンストによるブログです。
pixivでダラダラ描いてます。

先週すっぽかしてサーセン

2010-03-30 00:13:57 | Weblog
すんません、毎週必ず一枚はpixivに投稿しようとおもってたのですが、先週は出来なかった…。なんか意欲がこんがらがって…描きたいテーマが複数あるんです。
主に時間が欲しい。休み使ってなんとか完成させたいっす。

あと、ちょっとデカすぎる買い物をしちまいました。…無可動実銃を衝動買い!ボーナス出たからって正直調子こきました。買って反省!?
買ったのは中国製のモーゼルスタンダードライフルコピー”中正式歩槍”ですよ…(←え~!?)
だって珍しかったんだもんっ!ちょうど軍装も集めてたし!(あわわ、自分で自分に言い訳してる…)程よく重くて。中国製らしく工作が所々なんか歪んでて(オイ)
とりあえず抱いて寝ます!サーセンした。

幕末、ミリタリーホビー!

2010-03-25 01:56:04 | 幕末
早合点調練双六というものがあります。
主に慶応三年頃に発行された、幕府陸軍の歩兵調練の内容を双六にしたおもちゃです。
韮山頭巾に黒い筒袖シャモ袴の兵士が一生懸命執銃動作をしています。

ただのおもちゃと侮ってはいけません。オランダ式歩兵調練を絵でかなり精巧に再現しています。



当時の執銃における基本姿勢「肩へ筒」です。親指と人差し指でトリガーガードを握りますが、

1862年式のアメリカ軍「Casey's infantry tactics」では

同じ姿勢が「Shoulder Arms!」としてイラスト付きで紹介されてます。また、フランス軍なども同様だったみたいです。

もうひとつ。

ほぼすべてのコマに描かれてる小銃はしっかりとミニエー銃特有の遊動照尺つきリアサイトまでしっかりと描き込まれています。良いクオリティだ。
トリガーガードが真鋳のようで、エンフィールドP1853小銃に見えます。

子供のおもちゃにこの気合の入れよう、これの原画をかいたひとは当時でも結構なミリオタだったに違いない!とか思ってなりません。

ちょいと行ってきましたよ

2010-03-21 00:18:40 | Weblog
埼玉県立歴史と民俗の博物館でやってた「雑兵物語の世界」展へ行ってきましたよ。

展示内容はそんな多くないけど(ただし足軽胴の展示量は個人コレながら異常!)、面白かったですよ。でも予備知識あるともっと面白いから、
雑兵物語の原本(じぶんは かもよしひさの新版と岩波版を読みました)と 東郷隆/上田信著の「戦国武士の合戦心得」「絵解き 足軽雑兵たちの戦い」とか読んでると面白いかも。いや、この展示見た後に読んだ方が深くなるから良いかな…。
収集家の先生のお話も聞けました。入場料もそんな高くないから一回行ってみてもいいんでないでしょうか。

やっぱり自分は将星伝よりもこういう野戦の一般兵卒の事の方が好きだなぁ。だが装備品のディティールなどに一番目が行くという体たらく…。

野毛の山からノーエ♪お絵かき

2010-03-18 22:53:53 | お絵かき

出来ました。はい、元イラストまんまです(ヲイ)
文久年間で浅葱の羽織といえば「新撰組(史実では採用期間は短かったけども、ドラマとかでは鳥羽伏見くらいまであの格好とか考証する気ゼロね)」が
有名ですが、夏用の軍装としてはそう珍しくもなかったようですね。東北の上山藩でも
洋式銃隊で浅葱の打裂羽織っぽいものを採用してますし。(むかしこのリエナクメント団体で一回だけ演舞に参加してました。もう仕事でいけないよ…)

フリントロック式銃は同時期のアメリカ南北戦争でも、南軍で雷管式施条銃の不足を補うために少しだけ使われたようです。

フリントロックマスケット銃と日本人

2010-03-18 01:52:09 | 幕末

「描かれた幕末明治」イラストレイテッドロンドンニュース1863年9月の記事より。
横浜近辺で招集された農民兵のイラストの部分です。韮山笠に「淡青色の上張り」、たっつけ袴と一般的な当時の洋式銃隊に見えますが、右端の兵士の火器に注目!

 なんと、ゲベール銃が”あの”日本ではなじみの薄いといわれるフリントロック式なんです。

西洋世界でのフリントロックの発明時、日本では太平の世が訪れ、火器の発火法式は幕末まで火縄式が主流でした(17世紀末に火打ち式の方式だけは伝わったようです)。
天保年間に砲術家の高島秋帆が研究した日本初の洋式兵学「高島流砲術」はフリントロック式銃を用いた戦列歩兵のマニュアルを扱ったもので、
その際にオランダ製のものが長崎に輸入されました。
江戸近郊の徳丸ヶ原でこの高島流砲術が実演された天保十二年(1841年)は、西欧各国の軍隊でフリントロックがパーカッション式にとって代わる前年にあたります。

 その後、ペリー来航などのあった嘉永年間にフリントロック式銃は浦賀奉行所などに非常用に装備されたようで、
恐らくその後の文久年間にはそれらがパーカッション式のゲベール筒に更新され、フリントロック銃は地元の農兵部隊へ払い下げられたかなんかしたようです。
なお、慶応元年に同地で描かれた郷兵隊と思わしきスケッチでは雷管式ゲベール銃に更新されてました。
フリントロック式マスケット銃は日本の洋式兵学の基礎を築いた後、実戦で使われることなく細々と20年ほど使われたことになります。

なんでいまになってこんな話題を書いたかって?今こんな絵を描いてるのさ…。

はいできましたー

2010-03-12 00:25:52 | お絵かき
ラストエンペラー見ててすっかり時間を忘れてた…。ブラタモリも見忘れた。



はい、初、太平洋戦争イラスト出来ました。またpixivにうp。
チリは今でこそ軍楽隊などにピッケルハウベを採用する国ですが、この時代はフランス式ケピ帽の軍隊でした。
しかし当時でも何気にピッケルハウベを採用していた連隊も存在してたみたいです。
火器はよくわかんねぇベルギーモデルの下げブロックライフルが主力(なんかレバーに指挟みそうで怖い)、騎兵などはウィンチェスター銃が主力という。
日本なんか後方部隊に残ってた前装式エンフィールドを西南戦争後にやっとこさスナイドルに改修した程度ですよ。村田銃よはやくこい。

こっちの更新忘れてたorz

2010-03-05 19:49:24 | お絵かき


出来ました~。第一次世界大戦時、1918年頃のドイツ兵です。なんとなくWWIIのM36装備のプロトタイプって感じですね。
しかしこの鉄カブトのデザインはすごい。その後のドイツ軍を象徴するデザインです。まさにピッケルハウベの後継にふさわしいです。

化学兵器が使われずモータリゼーションが進んだWWIIの戦場に比べても毒ガスと塹壕戦に代表される第一次世界大戦時の西部戦線は本当に凄惨な戦場だったんですね…。
ちなみにこの第一次大戦時の地上戦を初めて意識したのが中学生の時に見た「西部戦線異状なし(1930)」でした。人類には第二次大戦前にこんな素晴らしい反戦作品が作れたのか、と感じたのを覚えてます。あとM16シュタールヘルムを初めて見て
「え?このヘルメットって第一次大戦からあったの?」とも感じてたような…(ようはM35ヘルメットと混同してました。WWIドイツ軍といえばピッケルハウベというイメージがあったもんで)