ポンコツPAK-ブログサイド-

ミリオタ、エルンストによるブログです。
pixivでダラダラ描いてます。

フランス軍ズアーブ兵軍服×魔王エンジェル御三方(普仏戦争~第一次世界大戦)

2013-02-17 19:25:47 | ミリタリーな話題


1830年にフランス領北アフリカで編成された植民地軍・ズアーブ兵。
クリミア戦争での活躍以来、その派手な軍服は一時期アメリカのニューヨーク州やルイジアナ州義勇兵、ブラジル軍などでコピーされてました。
本国フランスでは普仏戦争を経て20世紀初頭まで現役で、第一次世界大戦を経て実戦的な地味なものへ転換していきました。
それでも赤いフェズ帽と腰の青いサッシュは部隊の象徴として使用され続けます。

今回は1870年の普仏戦争から1914年の第一次世界大戦勃発時、そして終戦時の軍服の移り変わりを「アイドルマスターrelations」より
魔王エンジェルの御三方にモデルとして着ていただきました。初描きです。

左から
三条ともみ:普仏戦争時の軍装。基本的なデザインは正装として20世紀初頭まで変わらず。銃はシャスポーmle1866小銃で、右手のが専用ヤタガン式銃剣。

朝比奈りん:1914年時の野戦軍装。紺の巻ゲートルを装備。銃はルベルmle1886小銃(管状弾倉式8連発。日本の二十二年式村田銃の原型ですね)

ここまで40年ほどたってもほとんど変わらず。ところが…。

東豪寺麗華:1918年頃の軍装。1915年春よりアルジェリア/セネガル狙撃兵、フランス外人部隊にスパッヒやアフリカ猟兵/軽歩兵などのアフリカ系部隊では段階的にカーキ軍服が取り入れられる(本国の部隊は1915~終戦時まで水色)同色のM15アドリアンヘルメットも支給(前章はアルジェリア狙撃兵と共用のもの)。左腰の缶はガスマスクケース。
腰のサッシュと赤いフェズ帽は継続使用。
銃はベルティエmle1907/15小銃(クリップ弾倉式3連発。あんまりなので後に追加弾倉を付けて5連発に改良された)

ズアーブ軍装を塹壕に放り込んで機関銃と毒ガスで洗った結果、ここまで地味にしてしまう20世紀の総力戦の凄まじさがうかがえるようです。

シャンリクM@sterDS ヴィッカース カーデンロイド装甲車(1937)

2013-02-08 18:14:23 | ミリタリーな話題


本当は年賀イラストの直後に描こうと思っていたものです。
また豆タンクかい!…と思うかもしれませんが、お付き合いくださいませ。

1937年八月、第二次上海事変で我が上海海軍特別陸戦隊で使用されたイギリス製ヴィッカース カーデンロイドMk.VIb装甲車です。
第一次でのシャンリクの機甲装備はヴィッカース クロスレイ装甲自動車のみでしたが、この頃には加えてスミダ式、九三式装甲自動車と
このカーデンロイド装甲車、そして八九式中戦車甲初期/後期などかなりバリエーションに富んでおりました。


アイマスDS組には、当時の写真に写っていた特徴的なものをそれぞれに着装させてみました。
愛ちゃんは昭和二年式旧型夏用陸戦服、昭和八年式が間に合わなかったのか一部で使われていたようです。
まなみさんは陸戦隊略帽(車輛搭乗員のヘッドギアはこれか、上から白鉢巻をしたものが多い)

涼ちんは昭和八年式の兵用短ジャケット型青褐色夏用陸戦服です。カモフラージュのためか袖の階級章がない兵が多く写っています。
鉄兜は海軍型の不足で急きょ支給された陸軍の九〇式鉄帽。サクラヘルメットもまだ一部で使われていたようです。

絵理ちゃんは同年制定の下士官用陸戦服です。腰の刀は私物の日本刀のようで、一般兵も下士官でも打刀や脇差を持っている人がいます。手に持っているのは”ベルクマン自動拳銃”着剣装置がついています。右腰のバッグは専用マガジン+工具ポーチのようです。
絵理「(お…重い……?)」

対する国民党もヴィッカース製の6t戦車を上海戦に投入しておりました。商売が上手ですこと。