![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/58/88bf79f90420d5320e6a19bdbcbc131f.jpg)
四斤山砲です。
歴史小説などでアームストロング砲の次くらいにでてくるようなそうでもないような、有名な大砲です。戊辰戦争では東西各藩で使用され、幕府と薩摩藩では国産化も試みられました。国内での初陣は第二次長州征伐で、幕府大砲組によって使用されました。
せっかくなので創設時~フランス伝習までの大砲組軍装の変遷を描いてみました。彼らは文久の兵制改革によって諸組の同心から編成されました。
創設時にはダンブクロの正面に白く大の字つなぎの染め抜きがありました。上着は夏服で描いてみました。
慶応二年の改正時に陣笠が制定され、袴の染め抜きは廃止されました。翌年にはフランス式伝習が始まり、軍服も変わりました。
その折、帯刀は廃止したようで、腰にはソードバヨネットのみを装備しています。
小銃はゲベール、各種ミニエー、そして各種短ライフルへと変わっていきました。戦役では左から天狗党の乱、第二次長州征伐、鳥羽伏見の戦いくらいでしょうか。
背嚢は慶応三年時の「仏式ランドセル」フランス軍M1854ナップザック、銃はフランス/ベルギー製M1859ライフル銃です。
仏式軍装は大田陣屋の歩哨のスケッチと、フランス軍メキシコ遠征時の上着を参考に、赤いパイピングを施してみました。
なので、とてもじゃないけどこれが正確なものではないかもです。
本来、操砲には6人以上の兵員が必要ですが、そんなに描いたら砲がみえないんで、勘弁しておくんなまし。
ああ、風邪引いた…だるくないけど関節にキます…。
上記の画像なのですが、YouTube動画内で利用させて頂きたいのですが、可能でしょうか。