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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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フランスとスペインの国境でスペイン側
12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スペイン)-593
23)スペインを歩く
日記から-1
8月 1日(木曜日) 曇り 雨 そして晴れ
今日はスペインに入る日である。
フランス側の国境の町で雨が止むのを待ちながら昼食を取っていたら、人々が僕を見ていくのである。
その時の人々の目はおかしな人を見たような、汚い人を見たような、お金を持っていない乞食のような者を見たような目であった。
実際、少し前のガソリンスタンドで僕の顔を鏡で見たのだが、洗っていないので、けっして綺麗とは言えなかった。
ここは観光客が多く皆が良い格好をしているのも、僕を乞食の様に見た理由でもあるだろう。
1時半ごろスペインに入る。
このスペイン側の国境ではやはり貧乏に見えたのであろう、入国管理の係員が僕に金があるのか聞いてきた。
それで、5万円を換えたスペインのペセタとフランスのフランを換えたペセタを合わせたお金、4万ペセタを見せたらすぐにOKであった。
道路のことである。
このスペインの道路の方がフランスより路肩が広い。しかも、端までしっかり舗装されている。
断然、気に入ってしまった。それは歩いている時に車が来る度に避けなくてもいいからである。
もう一つこのスペインで良いことはワインが安いことである。
樽から分けてもらうワインは13%のアルコールのやつで1ℓ45ペセタ(70~75円)である。
Figueresという所にY.H.があり、今日はそこで泊まることにする。
Y.H.の住所があるリストにはこのY.H.は載っていない。その宿泊費が350ペセタである。
出費 990ペセタ
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(フランス)-592
22)フランスを歩く
日記から-18
7月31日(水曜日) 晴れ 曇り
朝は風が強く、テントの中で目が覚めた時はTシャツでは寒かった。
珍しいことである。この7月は1ヶ月間ず~と暑かったのにこんな日もあるのだ。
今朝だけが寒いのである。天気は快晴に近い。それでも夕方になり、曇りだした。
今日がこのフランスの最後になる日である。
幸い、お金もまだフランが残っている。
最後のフランスを少し贅沢に過ごそうかと思い、Y.H.かキャンプ場に泊まろうかと思っていた。
だがしかし、その最後の町をどういうわけか通り過ぎてしまった。そうなるともう引き返すことはしたくない。
その町を過ぎたのには理由がある。
昼に牛乳をたくさん飲みすぎて腹の調子がよくなかったので、野グソをしたかったことから、町をすばやく過ぎ去ってしまったのである。
その町を過ぎ去って、ブドウ畑にテントを張る。
僕もツクズク馬鹿な男だと思うのである。
出費 54.70フラン
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(フランス)-591
22)フランスを歩く
日記から-17
7月30日(火曜日) 雨 曇り 時々雨
今日は一日中珍しく日が差さない。
曇りであり、雨が降って来た。その雨も久しぶりに靴の中が濡れてしまうほどの雨であった。
この辺は周りには人家や建物など何もないので、雨宿りも出来ない。
それで「歩き続けるしかないか。」と思いながら歩いていても、やはり何もないのである。
この様な時にはポツンと何かがある時もあるのであるが、、、、
結局、その後も何もなく歩き続けたのである。これは僕の人生のようなもので、まだまだ休むということが出来ないのだと思うのである。
一日中、雨が降っていたのに、テントを張る時間になってきたら、雨が止んできた。
助かる!しかし、地面が濡れているので、あまりいい状態ではない。
そう思っていると青空が見えて来だす。今夜はテントが雨に濡れることはなさそうだ。
丘の上でテントを張るのにいい所を見つけた。
この場所を見つける前にはキャンプ場もあったのだが、昨日までY.H.に泊まっていたので、今日はお金をかけるのを避けた。
それで、キャンプ場を1kmほど過ぎてこの様にテントを張っている。
幸い、水や食糧はその前に手に入れることが出来た。
出費 35.45フラン
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(フランス)-590
22)フランスを歩く
日記から-16
7月29日(月曜日) 少し雨 曇り 晴れ 曇り
朝はウルグアイの女の子に会い、別れを伝える。
そうしたら、街の中心まで一緒に歩いて行くことになる。
彼女は今年の10月以降はウルグアイにいるので、手紙をくれと言う。
彼女は可愛い娘だがけっして美人だとは思わない。それにしても僕も少しは女の子から好意をもたれるようになったのかな?
歩き始める。
足は軽い。朝は少し雨が降っていたが、気にならない。
僕は何時も「悪いことがあっても、どうにかなるさ!」と言う考えを持っている。
それが返って怖い。
この世の中はそんないい加減なことでは解決しないことがあるからである。
それでも、人間の社会では駄目でも、自然の中ではどうにかなるだろう。
そんなことで、今日も食糧を店で手に入れることが出来、テントを張ることが出来た。
本当にありがとうございます!
出費 58.20フラン
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(フランス)-589
22)フランスを歩く
日記から-15
7月28日(日曜日) 曇り 晴れ
今日は歩かないで、このY.H.にもう一日泊まる。
昨日のウルグアイの彼女が今朝は見えない。彼女に嫌われたのではないだろうか。
とにかく、昼の間Y.H.には、いることが出来ないので外に出る。
そして、朝からビールを飲みながら友人が送ってくれた「竜馬は行く」を読んでいた。
その後、昼からはワインに替えて同じ様にその本を読んでいた。
読書に集中していたからだろう、過ぎる時間が非常に早く感じた。
歩いている時も一生懸命歩くと同じ様に時間が過ぎるのを早く感じる。
Y.H.に戻ってもいい時間になり帰ったら、ウルグアイの彼女がいるのである。
彼女に会って話をすると今朝はお互いに見えなかっただけで、嫌われたというものではなかった。
それで彼女と夕食をしながら話をする。彼女は丸顔の女の子で体が太ることを非常に気にしているようだ。
だからだろう、砂糖を使わずにサッカリンを使っている。僕は一度だけ止めた方が良いと言ったが、これ以上言えない。
何故なら、彼女は僕の恋人ではないからである。
それにしても、彼女はまだ若く、女の子一人で南米からこのヨーロッパまでくるのであるから、勇気も頭も金もあるのであろう。
(彼女はまだ10代か、20代前半であろう。)
夜には5フランのビールを飲みながら、ウルグアイの彼女も含め、いろいろな人と話をしていた。
話題はコンピューターについてである。(この時点ではまだコンピューターが出始めたばかりである。)
このコンピューターと言っても、最近は驚かない。オ-ストラリアの田舎でも、それを見ているからである。
今日の最後にコンピューターの専門家が数人の人に数学の質問をしたが、僕はその答えが分かったが、他の人は分かっているのだろうか?
それで僕はただ笑っているだけであった。
出費 63.80フラン
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