徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(フランス)-582

2012-06-04 07:31:39 | 世界徒歩旅行

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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(フランス)-582

22)フランスを歩く

日記から-8

7月21日(日曜日) 晴れ

 昨夜は外の揺れる長椅子で寝たのであった。
犬が吠えたのと椅子が揺れたのであまり熟睡できなかった。今日、インタビューがあるのでここでもう一日泊まることになっている。

 日本人は馬鹿なのか、人が働いているのを見ると自分はただの客であるのにもかかわらず働かざるをえないのである。
そんな人種の中の一人である僕も同じように働いてしまうだ。
それで、昼食の終わるころは溜まった皿を洗うことまでしてしまった。
これは皿洗いの人がもっと早くできたら僕は手伝わなくても済んだのである。彼の皿洗いの手が遅いからであった。
この様な人に限って「あれをしろ」「これをやってくれ」と僕に言うのである。
久しぶりに、ウエイターから皿洗い、キッチンヘルパまでやり非常に疲れた。
午後4時にはもうクタクタである。これで金が入らないのだから馬鹿みたいである。
この店のオーナーのワイフはそれでも当たり前だと言う顔をしている。
また、その娘はあまり働かず、同じ様に僕の働いているのは当然と言う顔をしている。
フランス語は全然分からないので気を使うし、大変疲れる。これでは歩いていた方がよほどましである。
この旅が終わってから、ユーゴスラビアで会ったフランス人の所で、働きたいのだがそれは考えものである。
(ユーゴでお金を貸したフランス人ボルドーに住んでいるという。しかし、後で分かったのだがその人は詐欺だった。)

 僕は以前アメリカ、オーストラリアにいた時、日本食堂で働いていたことがあり、ここでの仕事はすぐに覚えた。
どんな仕事も同じであるが、いかに仕事を速くやるかによって仕事ができる、できないが判断されるのであろう。
ウエイターに限らず、前に僕がしたガーディナーやオフィースクリーニングもその契約の価格に合った仕事をすばやくするかであろう。

 今夜は昨日よりかあまり働かないようにしたが、この店の人はすぐに僕を使うのは納得がいかない。
だから、オーナーが「ビールを飲むか。」と言ったら必ず飲んだ。

 この他はオーナーがタバコを買いにいく時に僕も一緒にBrignolesの街を回った。
この町はあまり大きな町ではない。疲れたので、早く寝ることにする。

 そう言えば、このレストランは泊まる所もあるのだが、そこに2人のサイクリストが泊まりに来て、夕食を長い間していた。
彼らは金があるようだ。だから、彼らの旅行はレストランで食事をしている。
そのレストランでも食後はブランデーという風に贅沢な旅のようで僕の旅とは違うようだ。
僕も少し彼らと話しをしたが、その時ビールに大ジョッキーを彼らが奢ってくれた。
とにかく、この様な旅もあるのだ。

出費 0フラン


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