徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(ネパール)-209

2011-03-26 06:18:31 | 世界徒歩旅行記

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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(ネパール)-209

8)ネパールを歩く

日記から-32

5月21日(月曜日) 快晴のち曇り

 昨日、ダンプスからバンブーロッジまで歩いて来たと休んだ小屋の男に言ったら、その男は驚いていた。
今朝もバンブーロッジからその小屋まで来たのだと言ったらそれも驚いていた。

 今日はアンナプルナB.C.まで行き、マチャプチャレB.C.まで戻って、マチャプチャレB.C.で泊まることにした。
ここに着いたのが午後2時20分である。実に早い。自分でも信じられない。
昨日ダンプスに泊まらず、もう少し進んでいたら、この工程で4日間でポカラに戻れるであろう。
始めの日に女の子と一緒に歩かなければそれが出来ていたのに。。。。

 今日、アンナプルナB.C.に着いた時はやはり心が躍った。
周りにはアンナプルナ1、3、サウスなどに囲まれ、どれも高く、万年雪に覆われているのである。


 
アンナプルナB.C.近くの水が出てくる源流

 
B.C.からはアンナプルナ1が真正面に見える。

 マチャプチャレ山 またの名前をフィッシュテール(fish tail)というもう少し右の方から見たらまさにその様である。


 今日残念なことはアンナプルナB.C.に行く時、マチャプチャレB.C.を過ぎてから、雲が少しずつ増え、山の全景が見ることができなかったことである。
また、アンナプルナサウスがB.C.に着いたとたんに雲に隠れてしまった。
それでも今日は山々が雲に隠れたり出たりして、いろいろな感じが見ることが出来たのは良かった。

出費 22.00ネパールルピー

 


12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(ネパール)-208

2011-03-25 07:41:08 | 世界徒歩旅行記

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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(ネパール)-208

8)ネパールを歩く

日記から-31

5月20日(日曜日) 晴れのち曇り

 ダンプスから7時に出発。日本の女の子たちに別れを告げる。
彼女達はもう少しだけ進んでからポカラに帰るようだ。
俺は先に進んでランドルという所に3時間で着く。一人なので結構早く歩ける。
その後も順調に歩け今日はクルディガールという所までで止めようと思っていた。
ところが、地図には名前があったのだが、そこは1軒の小屋だけであったので、地図に名前があり一軒だけのはずはないと思い、通り過ぎてしまった。
それでも、歩き続けるとまた他の山小屋に4時前に着くことが出来た。

 今日の天気は雲が多かったが、それでも午前中はアンナプルナ山が見ることができた。
だんだんその山が大きくなってくるのは感動を覚える。また、山が鋭くなってきたようにも思える。

 このトレッキングはカトマンズに着く前の山の中を毎日歩いていた時よりか楽である。
その時は現地の人々の生活の為の山道で俺は毎日小さな山を3~4つ越えていた。それに比べたらここは楽だというのだ。
また、その時は旅の道具を全部担いでいたが、今はポカラに荷物の一部は置いて来て少し軽い荷物であるのも楽に歩け、早く歩ける原因であろう。

 チェムロンという所を通り過ぎたら、地図に名前があっても山小屋は1つだけの所が多い。

 
山小屋で休んでいる俺(左から2人目)

出費 43.00ネパールルピー

 


12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(ネパール)-207

2011-03-24 07:38:29 | 世界徒歩旅行記

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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(ネパール)-207

8)ネパールを歩く

日記から-30

5月19日(土曜日) 晴れ

 ついにポカラを一時離れ、トレッキングに行くことにした。
コースはアンナプルナのB.C.(ベースキャンプ)まで往復。普通このコースは1週間から10日間かかるようだ。
先ずはポカラからスケットという所までは4輪駆動の車があるが、それを俺は使わず歩く。
この車の区間は歩いて6時間かかるといっていたが、4時間で歩くことが出来た。
そこに着いたら、スルジェロッジに泊まっていた2人の女の子と一緒になる。もちろん彼女達は車で来たのである。

 
トレッキングコースに入る前の自動車が通れる道。
そこにはポニーのような小さな馬で荷物を運ぶ商売もある。

 彼女達とダンプスという所まで一緒に歩いてそこで泊まることにする。
彼女達の歩きに合わせるのはやはり大変疲れた。それでも午後2時前にそのダンプスに着く。
その後は何もすることがない。それにしても、ゆっくり出来た一日であった。
今日はヒマラヤの山がうっすらと見える。

出費 39.00ネパールルピー

 


12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(ネパール)-206

2011-03-23 07:38:45 | 世界徒歩旅行記

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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(ネパール)-206

8)ネパールを歩く

日記から-29

5月18日(金曜日) 晴れ

 何もない一日のようであった。
それでも今朝、スルジェさん(このロッジの主人のネパール人の妻)の子供みたいにしている子供のことで気づいたことがある。
子供みたいだと言うのは実の子供ではなさそうで、養子かと思うからである。
さて、俺は一度、好意でその子供が怪我をしたので、傷に包帯をしてあげた。
そしたら、今朝もスルジェさんは俺に包帯を替えるようにと要求するのである。
スルジェさんは俺が包帯を替える専門家だとでも思っているのだろうか。
だから、毎日俺が子供の包帯を替えるのが仕事のようになってしまったようだ。
その作業はただ、包帯を取りガーゼを取り、消毒してクリームを塗り、包帯をしてあげるだけである。
この簡単な作業を彼女、スルジェさんはしないで、ただ見ているだけである。
それどころか、包帯を取る時に乾いていて痛いのでお湯で皮膚をぬらしてふやかして包帯をはずすのだが、その時に「痛くするな!」と命令する。
それであれば、何故彼女自身が目の中に入れても痛くないその子供の手当をしないのだろうか?
俺自身簡単な治療しか出来ない。まして病気のことは何も知らない。その道の専門家でないのにな。。
スルジェさんに愛があれば、どんなことも出来るし、可愛い子だから他人に任せず自分ですればいいのではないかと思う。
この事はネパールのカースト制から他の仕事はしないというのからくるのだろうか?
この制度は一切他の仕事をしない、タッチしないということを聞いたことがある。
しかし、この場合は違うであろう。最愛の子供の手当ては自分でやらなければならないのではないか?
また、俺はこのロッジの客である。客を使っても良いのかな?

 彼女は完全なネパール人だからカースト制度の中で生きている。
だから、使用人に対しての態度は上からものを言っているようであり、使用人にいやみさえ与えているようだ。
その彼女の態度からは愛情などは見出せない。彼女と使用人は別人という印象を受けた。
この様なことを知ってなのか、夫の日本人は結婚したのだろうか?
ネパールの女性の人を使う態度を見ると何だか西洋の女性と変わらないように思える。
やはり、俺は日本人の女性が好きなようだ。

出費 38.75ネパールルピー

 


12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(ネパール)-205

2011-03-22 07:36:11 | 世界徒歩旅行記

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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(ネパール)-205

8)ネパールを歩く

日記から-28

5月16日(水曜日) 晴れのち雨

 朝はヒマラヤの山々が見える。それでも、うす曇が少しあり真冬の様にはハッキリ見えない。
その中でダウナギリ、アンナプルナ1、3そしてアンナプルナ サウスと魚のシッポのようなマチャプチャレの鋭い岩肌を見せている。
やはり綺麗で良い。

 今日もボートを出して湖上の小さな島へ行き、釣りと泳ぎを試みた。
釣りは小さな魚一匹。歩いてばかりいたので久しぶりの他の運動である。
日ごろ使っていない筋肉を使うことも良いであろう。
その他、岸では逆立ちをしてみたら、体力が衰えているのが分かる。
このシンガポールからの旅でも、もう7ヶ月は経っているのである。
その間、歩き以外の運動はしていないので、上半身が完全に衰えているのが分かった。
今日からは腕立て伏せをすることに決めた。

出費 29.50ネパールルピー


5月17日 (木曜日)晴れたり曇ったり

 今日もヒマラヤが少し見える。
今日も何もすることがない。だから昼に美味しいケーキを食べに行くことにした。

夕方、新しいお客の日本人が5人も来た。

出費 39.75ネパールルピー