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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(パキスタン)-336
12)パキスタンを歩く
日記から-33
11月10日(土曜日) 快晴
水を汲みに来た女の人。 黒い皮の水筒がまさにヤギのそのままの形をしていて印象的だ。
暖かい朝である。
また、歩くだけの一日が始まった。歩いていてもここら辺は人もあまりいない。
本当に自分一人だけが歩いている。これは久しぶりの感覚である。
風の音が聞こえる。 砂の音が聞こえる。
ヒューヒュー
木に風が当たる音 小さなブッシュに風が当たる海の波ような音
そして強い砂漠の音が聞こえる。
自分の歩く音 トコ、トコ、トコ
そして バックパックがきしみ、揺れる音 ギシ、ギシ
その他はやはり砂漠の音だけが聞こえる。
今日も子供達から石を投げられた。
やはり、俺が必死に歩いているので、彼らに付き合ってあげる暇と余裕がないからであろう。
彼ら子供達は変な男が歩いていて、返事もなく過ぎさって行くから頭にくるのだろう。
今日はそんなことを考えるからか、子供たちに石を投げられても俺は腹が立たなかった。
しかし、子供達には俺が怒っていることをポーズで見せた。
今日はあまり良い場所にテントを張れなかった。
近くには村があるし、畑を耕した畑と畑の間のくぼんでいる部分でテントを張った。
出費 36.00パ ルピー
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