徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く (イラン) -406

2011-10-26 08:22:22 | 世界徒歩旅行記

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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く (イラン) -406

13)イランを歩く

日記から-60

1月19日(土曜日) 晴れ

 外は夜の内に雪が積もっていた。
だから、昨日はテントを張らなくて、カフェに泊まって良かった。カフェの部屋の中は暖かく本当に良かった。

 ところで、昨日は従業員の人々と一緒に寝た。
皆の仕事が終わってからカフェを閉め、皆と一緒に寝たのだが、従業員は結構若いというか子供が多いので、修学旅行のような騒がしさがあった。
本当に彼らはまだその様に遊びたい年頃なのにレストランで働かなくてはいけないのは悲しい話だ。
それでもまだイランはいい方でバングラデシュやインドはもっと子供たちが苦労をしている。
東南アジアも同じ様に子供たちが苦労をする。
そう考えると日本とは何と平和な国なのだろうか?ほとんどは中学校までは卒業することが出来る。
その中学まではいや高校卒業まで働かなくて、その後の人生について少しでも考えることが出来るのである。
それに比べ、このような子供たちはただ働き、人生について考えることや暇がない様に思う。

 こうして考えていると「教育」とはということを考えてしまう。
今思うには教育とは暗記をするのではなく、人間とは一体何なのかを考えられ、広い目で見れるような物でありたい。
現在、教育によって得た教養は仕事についたりする要素になり、ご飯を食べるための手段になっていると思う。
人生について考えられる素養としてでも良いからいつも勉強したいものだ。

 雪が昼まで溶けることなく5cmぐらい積もっていた。
その後は道路がグチャグチャになり非常に歩き難い。それだけではなく、風を気にして歩いている。
それはトラックや車が跳ね上げるシブキを避ける為である。歩くのを道路の左側から右側へと移動する。
今日は特によく風の向きが変わるように思う。
昼を過ぎてからは温度が少し上がり、道路がドロドロになって本当にひどい状態である。

 Yusoabadという所に着いて、今日もカフェに泊まる。
そのカフェは始めは泊めてやらないと言っていたのだが、食事をしている時に英語の出来る人と話をしていたら、その人を通じて店のオーナーも折れてくれた。
ありがとう。
これから先もすべてのカフェが泊めてくれるとは限らない。そう考えていかなくてはいけない。
とにかく、今日もありがとう。

出費 800リアル

 



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