徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

世界一周、徒歩旅行、追加:ヨット編-1030

2016-04-15 08:41:25 | ヨット

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩+ヨット旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロを終え、追加編:ヨット
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。
その後、ポルトガルからヨットに乗るストーリー

14、ヨットに乗る-649

その6


 アテネに泊まり、日本に帰る安チケットを探した。
その結果、アフリカ・エジプトのカイロ、パキスタンのカラチ経由の日本の成田行きチケットを買うことが出来た。

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アテネの街角で寝ている犬達。

 時間があるのでアテネの街に出ると、多くの犬が怠惰に道路の上に寝ているのであった。
犬のことと言えば歩いていた時にいろいろ悩まされたものであった。
犬は主人がある場合、飼い主に忠実で特に田舎ではその主人の土地を守ろうと必死で、よそ者を追い払うすばらしい動物だ。
アメリカでは犬を放し放題の上、1匹や2匹ではなく多く、しかも一匹の体が大きいのであった。
その為に歩いている時はずいぶんと苦労をし、気を使っていた。
犬をよく観察すると、僕の回りを犬が囲み、前で2~3匹が吠えて、注意を前に引き付け後ろから、他の犬がスキを狙って噛み付こうとするのであった。
計画的だ。この様に犬との戦いが常であった。

 それに比べると飼い主を持たない犬は惨めであった。犬に主人がいないからなのだろうか?
その様な犬が僕を見つけると、僕に主人になってくれとでも言うようにおもいっきりシッポを振りついて来るのであった。
しかし、僕は歩いている時に犬を飼ったり、世話をしたり出来る立場ではなかったので、困ってしまった。
だから、冷たく追っ払うときが常であった。

 それでもその様な犬がトルコでヒツコクついて来た時があった。
追い払い、また追い払おうとしていた時であった、目の前でその犬が車に跳ねられてしまったのである。
その犬を見捨ててはいけず、死骸を片付けながら、この犬は僕について来てしまったから死んでしまった。
どうしてもっと早く石などを投げてでもその犬を追っ払わなかったのだろうかと後悔した。

 また、ドイツでは公園で犬がヒツコク吠えるので、僕が蹴ったらその犬に当たったのであった。
今までに多くの国々で犬に悩まされ恨みがあったが、すべてその一撃で晴れた様に思ったのであった。
ところが、その犬は主人が連れていたので、その主人が何を言っているのか分からないが文句を言うのであった。
やはり、文明の社会では動物にも虐待してはいけないという権利があるのだ。
だから、今までの恨みが晴れたのにまた後味が悪い嫌な気持ちになった。
ただ、その主人には「管理をちゃんとしろ!」と日本語で言ってやった。

 この様に旅を終わってもこのアテネの犬を見ているとその様なことが思い出された。

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筆者は現在、韓国に在住して、以下の様な韓国ビジネスサポートをしています。韓国に関して聞きたいことがあれば、そのホームページをご覧になり、お聞きください。

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