徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スペイン)-605

2012-07-01 08:36:51 | 世界徒歩旅行記

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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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  スペインの砂漠化した所でやっと寝る所を見つけた。横にあるブッシュがせめてもの慰めである。

8月 12日(月曜日) 晴れ  の続きである。

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スペイン)-605

23)スペインを歩く

日記から-13

8月 12日(月曜日) 晴れ 

 夕方、テントを張るところを探していたが、なかなか見つからない。
木もない所であるが、太陽はまだ高いし、暑いので、「仕方がない。」と思った。
どうせ暑いのだから、道路を離れ車から見えない山陰の所でテントを張ろうと場所を探す。

 道を離れてしばらくしてから、テントを張るのに良い所を見つけ、草を抜き土地をならしている時に感じたことがある。
「何と可愛そうなことをしているのだろう。俺には愛がないのだな!」と思ったのである。
それは草にはトゲがあり、テントを張るにはシートに穴が開いて嫌なので、靴で踏んづけてその植物を殺していたからである。
だから、その場所は止めた。それで長い間、いい場所を探し続けて、やっと見つけた所が写真の場所である。

 そこにも、草があるがその草はトゲがないのでむしったりして殺さず、夜だけその上にシートを敷くだけで我慢してもらうことにする。
草に対して申し訳ないという気持ちがあった。
そして、その場所に腰を下ろして前を見たら、綺麗な夕日が見えたのである。
それを見ながら、草を殺さずにやっと見つけたこの場所が、本当に綺麗な所であること、無事に寝ることができることなどに感謝したのである。
また、その時までに見知らぬ力で「この場所ではなく、もう少し歩け!もっと先にいいところがある。」という風に歩かされたのではないかと思たのである。
そうしたら、自然と涙が流れ出し、その涙が止め処もなく流れるのであった。

 それは神様の考えに少しでも触れることが出来、「お前もその気持ちが分かるか?」と言っているようであったからである。


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