徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-484

2014-06-03 05:55:33 | 世界徒歩旅行

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイを終えて)-105

4)タイを終わりバングラディッシュまで

日記から-2

1月26日 (木曜日) うす雲があるが快晴

 朝、昨日警察に持って行かれたパスポートを返してもらい出発。
歩いても歩いても Cheng Saenには着かないような気がする。何だか方向が南に向かっているようである。
昨日は20kmでそこに着くと言っていたのに、何と言うことだ。
しかし、今日しばらく歩いた所で、大きな国道に出た。そこを歩いていたら 「Cheng Saenへ9km」というサインがあった。
昨日の距離とそしてこれから歩く距離を合わせると41~42km歩くことになる。
今思い出したら、昨日道を女の人に 「Cheng Saenへの道はこちらか」 と聞いたときにそのまま真っすぐ行けと言ったことがあった。
その時に間違えたようだ。だから、2倍の距離を歩いてしまった。

  Cheng Saenの前6kmの所で6人の女の人達が稲を切ったのを束ねていた。
そこで立ち止まり話をすると水をくれた。それで、俺も稲を束ねるのを少し手伝う。
俺みたいな下手な者が手伝ったら仕事が遅れて彼女らにとっては迷惑なのかもしれない。
俺はというと珍しいので大変面白く良い経験になった。
本来ならば裸足になり田んぼの中まで入らなくてはいけないのだが、まだ足の裏の水ぶくれが治らず、それはしなかった。

  Cheng Saenに着く。メコン川が堂々と流れている。
河口までは1000kmはあるだろうか?川幅は300mぐらいだろう。
あくまで水はゆっくりとドロドロした水が流れている。だから、メコン川の周辺は土地が肥えているのであろう。

 ここにしばらくいたら、ゴールデントライアングルのツアーに行かないかと誘われる。
彼は旅行社の人であろう。国境を少し越えるようである。
しかし、俺はツアーは嫌いで、出来上がった物は面白くないのではないかと思い断る。
その様なものより毎日歩いて何時何が起こるかわからない俺のやっている旅の方が面白いと思う。

 徒歩の旅を一時休んでいるので今日はバスでChang Raiへ戻る。

出費60B

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筆者は現在、韓国に住んでいて以下の様な韓国とのビジネスサポートをしています。よかったら見てください。
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