徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイを終えて)-104

2010-12-02 07:02:56 | 世界徒歩旅行記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイを終えて)-104

4)タイを終わりバングラディッシュまで

日記から-1

1月25日 (水曜日) ず~と快晴、それでも少し薄い雲がある

 昨日でヨーロッパまでの徒歩の旅は一時中断し、今日はMae Saiから東へ向かう。
あの麻薬のトライアングルの方に入って行きたいと思い、また徒歩で移動である。
目的地はCheng Saenでラオス、ミヤンマーとの国境の境である。
歩き始めて山の中かと思っていたが、昼まで歩いていて、水田と畑しかなく何だか平和な所である。
国境の近くであり、麻薬の売買がある密境を想定していたのであるが期待はずれである。

昼に田んぼの中の休憩所で昼ご飯を炊き、ゆっくり田んぼと遠くの山を眺めながら食事をする。
何だか平和であり、世界の麻薬の倉庫であるトライアングル地帯に近いとは思えない。

 この辺の家々には竹で作った塀が家の周りに作られている。これは南の地方にはなかった物である。
南の方がもっと開放的なのだろうか?

 17km歩いた所で若い男が歩いていて、俺と一緒に歩こうと言う。一緒に歩くこととなる。
今朝Mae Saiを出る時、20kmでCheng Saen だと言っていたのに、25km歩いても何もその町らしいところには着かない。
村は相変わらず続く、一緒の若い男は歌などを歌いながら歩いている。それは農民の歌のように聞こえる。
彼の姿とその歌、そしてこの地域と夕日とが大変マッチして絵になっているように思える。
その後、彼の知り合いの家に行き休む。その後は彼が俺をWatに連れて行ってくれる。
彼は他の所で泊まるらしい。とにかく、腹が減っているので、ご飯炊いて食べていたら、村長と警察がやって来ていろいろ尋ねられた。
パスポートを持って行かれてしまった。この辺ではいろいろな事件があるので警戒しているのであろうか?
今までこんなことはなかった。
一緒に歩いた彼は俺が炊いたご飯を食べ、酒も飲み、金までくれと言う。あまりにも調子が良いのではないか?

 出費42B