とにかく、歯を抜く(抜かれる)前に、…まず、立ち止まることです。
【痛かったら、痛みだけを取る治療をして。
薬をもらうのもいいですが、薬が、あまり効かないこともあります。
その時、「では、抜きましょう。抜けば、痛みが取れます。」という甘言に、騙されないことです。
痛みは、「抜かないでほしい!早く治して!」というサインであるかもしれないのです。
《痛みを取る治療をしないのは、抜きたいための確信犯かもしれないし、本当に、それができない、ヤブ医者かもしれません。》
しかし、いずれにしても、行き着くところは同じです。
その歯は、抜く(抜かれる)のです。
詐欺師もヤブ医者も、やることは同じです。
ただ、片や、性格の悪い知能犯、片や、ぼんくら=バカだということです。
【私は、歯の神経の専門医です。痛みの取り方、(麻酔も含めて、)優れた技術(スキル)は、わきまえているし、備えているし、持っています。】
痛いからと、安易に抜かない(抜かれない)ことです。
【痛みは、医学的には、治してくれ!という叫びでもあるのです。】
癌の場合、痛みが出た時は、手遅れで、死ぬ時ということは、あります。
(それが、癌の、たちの悪さ、恐さです。)
しかし、多くの病気は、痛みは、危険信号であり、ある意味、病気の進行を止めて、早く治るための道しるべでもあるのです。
痛みは、生きる(生かす)ための道しるべでもあるのです。
《だからこそ、歯の痛みで、安易に、いきなり、抜く(抜かれる)なんで、愚の骨頂です。
死なないからと、いきなり、抜く(抜かれる)なんて‥。
あなたの、その自分の歯は、再生しないのです。
(骨や筋肉、皮膚、胃や肝臓、腸等々は、ある程度の再生力はあります。
と云って、安易に、臓器を取る医者がいますか?
歯も、立派な臓器ですよ。その1本(歯)、1本(歯)が。》
安易に、歯を抜く歯医者も、抜かれる患者も、、
私に、言わせれば、共に、医療の原点(初心)=良心(誠意)を、見失っているのです。
バカでも、利口でも、原点を見失っていれば、その行動の結末は、同じです。…愚かな不誠実、時には、悲惨です。
まあ、悪い奴ほど、よく眠る、というか‥理不尽なことも、(運も含めて、)多々、あるのも、現実でもあります。が‥。】
優秀な臨床医は、云います。
〔臨床には、少しの悲観と、繊細な具体性が、不可欠です。〕
と。
インプラントの後遺症を目の当たりに見て(観て、診て、)憂い、想うと、つくづく、この言葉が、身に沁みます。
去年の7月1日(金)、父が、93歳で、亡くなりました。
父は、東大で医学博士号を取得し、初代の虎ノ門病院の泌尿器科の部長になり、
教科書には、もちろん、メディアにも、しばしば、取り上げられた、腎臓移植の草分け的存在の、名医でした。
故大平総理大臣を始め、政財界はもちろん、文化人、芸能人まで、有名な人も、数多く、父の患者で、来てました。
(父は、本当に、清貧な人でした。)
大平総理大臣が、手術前に、父の所に、挨拶にいらした時、
「有名な先生の家だから、もっと、門構えのしっかりした、大きな家かと思っていましたが、あまりにも、地味な家なので、運転手が、迷って、先生の家の前を、行ったり来たりしてしまいました。」
と言って、父に頭を下げていたのが、思いだされます。
私の家の質素なのは、有名、無名を問わず、患者さんも、知り合いも、友人も、親戚も、共通して、ある種、驚きをもって言うことです。
父は、その功績が、表彰された時、大臣に言われたものです。
「先生ほど、政治家を利用しない人は、珍しい。政治家を利用してれば、もっと、有名になれて、お金も、儲かったのに。」
父は、教えることより、臨床が、好きだったので、教授にはなりませんでした。
その父が、常々、言ってたことが、
「臨床医は、少し、悲観的な方がいい。
患者に希望を持たせるためにも、もちろん、命を救うためにも、…より、慎重に、注意深くあるために。
(学者のように、失敗を恐れず、とか言って、直接、患者さんを、試すことは、実験台にすることは、臨床医には、許されません。)
もちろん、それは、諦めるということでは、断じてなく。
諦めず、ひたすら、慎重に、注意深く…!」
その父が、去年の5月に、脳出血で倒れ、意識を失いました。
父の意志もあり、胃瘻(いろう)と、気管切開、過度の点滴は、しませんでした。
《胃瘻は、生き地獄。
気管切開は、声を失い、意識が戻った時、話せません。
過度の点滴は、溺死させるようなものです。》
私は、父の意識が、少しでも、戻ってくれることを祈り、点滴を見守り、徹夜の看病を、女房共々、(兄夫婦も一緒に)しましたが‥ 父は亡くなりました。
先日、夫で作家の三浦朱門氏を、(享年91)、亡くした、聡明な作家の曽野綾子さんも、過度の延命処置を、強く、戒めています。
「私も、夫も、口から物を食べられなくなったら、おしまいだ。と、常々、二人で、話し、取り決めていた。」と。
…「何事も、長生きも含めて、長続きするには、
《運・鈍・根》だ。」
とも。
やはり、曽野綾子さんは、素晴らしい人だ、と思いました。
誤解を恐れず言いますと、終末医療というのは、徹底して見直さなければいけません。
家族に、少しでも長生きしてほしいという気持ちは分かります。
しかし、無駄な?延命処置で、終末医療とはほど遠い終末商売をしている、ハイエナのような医者がたくさんいるのです。
《意識のない寝たきりの人達を、食い物(クイモノ)にしている、邪悪な、ハイエナのような医者が、いるのです。》
この終末商売を、徹底して、(無駄な延命処置をやめさせて、取り締まり、)適正にすれば、大幅な医療費削減になるのです。
この邪悪なハイエナは、屍と税金を食って、肥え、太り、贅沢な生活をしているのです。
(そもそも、日本の医療費は、先進国でも、政府が騒ぐほど、多くないのです。)
《政治家の数とそれに伴う税金の無駄遣いが多すぎるのです。》
歯医者は、医療費削減の悲惨な犠牲者です。
(もちろん、真面目な医者、医療従事者、介護従事者も、この邪悪なハイエナの終末商売の犠牲者です。)
で、このハイエナの医者が、医療費の無駄遣いをして、保険では喰えない歯医者を数多く排出し、そのごみ溜めから生まれたゾンビのようなものが、
《インプラント詐欺師=抜け抜け詐欺です。》
良い歯医者も悪い歯医者も、…歯医者はどこまでも、医者の下部(しもべ)です。
【巨悪は医者、小悪は歯医者です。】
医者の原点を忘れ、初心を忘れ、金の亡者のハイエナ医者と、
《そのハイエナから生まれたゾンビ、インプラント詐欺師、抜け抜け詐欺師達。》
やたら、無計画に医療費を削減したことが、歯医者の質を落とし、
歯学部の偏差値の低さ。 歯科大学生の異常とも云えるレベルの低さ。教養のなさ。
まあ、これは、どこの世界でもよくあることで、正直で、真面目な人が、犠牲者になるわけです。
【頭の良さと才能は、全く別物です。】
《愚かで、馬鹿で、ゲスだけど、才能だけはある、節操ない、人格のない奴というのは、どこの世界にもいます。》
《頭の悪い奴ほど、ちょっと才能があると、偉くなったつもりで、自分が人格者だという、とんでもない、迷惑な勘違いをするのです。》
もちろん、才能ある人格者もたくさんいますが、
才能と人格は関係ありません。
【要は、己を知り、謙虚に、自惚れない人間こそが、人格者なのです。】
私も、自身、反省、日々、修行、研鑽です。
先日、富山県から、私の所に駆け込んできた、30代の若い女性は、虫歯も少なく、清潔で、半年に1回の検診もしてたのに、右上の1本の歯が、かなり痛くなって、と、…
と…歯医者に言って、通ったら、
〔これは、早く抜くことだ、骨のあるうちに、インプラントにすることだ。
インプラントは、自分の歯だ。
抜かないでいても、3年もすれば、腐ってきてだめになり、酷いことになる… …。〕
と、とうとうとまくし立て、…
《あげく、(金がないなら、)…取り外しの義歯になるが、あれは、見てくれも悪いし、最高にもって、2年だし、調整は効かないし、…もちろん、ブリッジは、歯を大きく削るから。
やはり、10年はもつ、自分の歯のようなインプラントがベストだ。》
と、(流暢に?)まくし立てたのです。
上の、それも、最も大切な小臼歯です。
この歯医者の言っていることは、噴飯もので、…冷静になって、聞けば、… 誰もが、おかしいと思うと思います。
しかし、詐欺というのは、そういうもので、
後で、冷静になって考えると、何で、騙されたんだろう?と、思うものです。
{相手が、冷静でないうちに、(痛くて、焦っている時に、)
ないしは、言いくるめて、脅かしたり、なだめたりして、冷静さを失わさせるのが、
詐欺師達の手口、常套手段なのです。}
インプラント詐欺師=抜け抜け詐欺師達は、そこに、悪どく、巧妙に、つけこんでいくわけです。
〔私は、若い女性の患者に、言いました。
3年も、保つ(もつ)のなら、抜かないでください。と、冷静に言えばいいのです。
第一、おそらく、もっともっと、この歯は、保ち(もち)ます。
それに、義歯は調整が効かない云々…。デタラメ、誠意もない、あなたの口を、歯を見ているのではなく。あなたの懐具合、金の有る、無し。それを、探っているだけ。
なにがなんでも、抜いて、インプラントにしたいのが、みえみえです。
騙されてはいけません!
インプラントは、断じて、自分の歯ではないし、(当然です。)
第一、この歯を抜くのは、確信犯、医療ミス云々でなく、犯罪ですよ。
詐欺です。強姦です。〕
【但し、また、田舎のこの歯医者は、歯を残す治療技術(スキル)も、稚拙で、下手なのでしょう。】
抜けば、証拠も残らないし、インプラントにしないのなら、あとは、安い入れ歯か、なんかして、(愛想よく)ごまかせばいい。
まずは、抜くことだ。
【狡い(こすい)魂胆がみえみえです。(但し、浅い、薄い、思考ですけどね。)】
インプラントの後遺症の痛みは、
今、医学界でも、新たな、病気で、話題になっている……
【筋膜性疼痛(きんまくせいとうつう)】とだと思います。
これは、レントゲンにも、CTのような、先進機器でも、MRIでも、特定できないので。
優れた医師の診察と検診。 エコー、超音波機器などによる、丁寧な、活用以外、現状では特定できないのです。
《だから、インプラントで、全身も治る!》と、騙して、…
不具合を訴えると、
《インプラントは、口の中だけのことだ!‥全身の不具合などとは、無関係だと言って、ひたすら、強気で逃げる。》
【目に見える証拠がない限り、患者さんは泣き寝入りです。】
インプラントの後遺症で、こんなにも多くの人が苦しんでいるのに、明るみには出ません。(出しません?)
本当に、不思議です。
《あえて、云います。今一度、インプラントで死人が出るまで、誰も、知らせない、報じない、警告しない、明るみに出さないのでしょうか?》
抜け抜け詐欺師達の強姦を見過ごすのですか?
私の本、【やってはいけない歯の治療】(角川書店)、【この歯医者がヤバい】(幻冬舎新書)、読んでみてください。……