鶏むね肉には疲労回復や抗酸化作用など人にとって有用ないろんな機能をもつイミダペプチドが多く含まれることは周知のことですが、そのイミダペプチドにあらたな機能があることが報告されました。東大大学院新領域創成科学研究科の久垣辰博准教授など東大と国立精神・神経医療研究センターのチームが3月30日の日本農芸化学会で発表したもので、イミダペプチドを朝晩の食事の際に3ヶ月間摂取してもらったところ、「脳の記憶機能に関連する部位が年齢と共に萎縮する傾向が抑えられた」そうです。また、健康な人にも神経心理機能に改善傾向をもたらす効果も判明したとしています。食肉や魚に含まれるイミダペプチドですが、なかでも鶏むね肉には多く含まれることから、この研究結果がすすめば、ぼけ防止や物忘れの抑制、記憶などに効果があるとさらにむね肉が注目を集めそうです。
4月1日(火)の食鳥卸売相場(東京)は
◆「もも肉」が前日より1円安の646円
◆「むね肉」が同4円安の268円
■「コスト相場」は同5円安の914円でした。