今日の食鳥業界

気になる夏場の需給

 日本種鶏孵卵協会がこのほどまとめた「鶏ひなふ化羽数」5月分によりますと、ブロイラー用ひなの5月出荷・え付羽数は全国換算で5619万6千羽で、前年同月に比べ0.9%増となっています。日本食鳥協会が生産加工部会員の報告をまとめた「生産・処理動向調査結果」でも、5月え付けは前年比101.0%となっており、約1%程のえ付け増となったようです。
食鳥協会調べでは7月、8月の出荷計画は、処理羽数で前年比7月が101.9%、8月が102.4%となっており、しかも、生体処理重量では7月100.6%、8月103.3%となっています。7月は出荷羽数より生体重量の伸びが小さくなっていますので、早出し等の調整が感じられますが、8月は羽数より重量の伸びの方が大きくなる見通しで、夏場の需給がやや供給多めになりそうな感もいなめません。前年も夏場に増体・育成率が落ちなかった現実を考えると、供給増になりかねない懸念が感じられます。

 7月1日(月)の食鳥卸相場(東京)は
 ◆「もも肉」が先週の土曜日に比べ1円安の518円
 ◆「むね肉」が同5円安の262円
 ■「コスト相場」は同6円安の780円でした。
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