今日の食鳥業界

コストアップの転嫁がカギ

 4月からの配合飼料価格の値上げはブロイラー生産農家へのしわ寄せを余儀なくされているようです。聞かれるところでは㌧3千円位の負担というインテが多いようです。インテ自体で何とか負担するというところでも半分は農家に持ってもらうということで、相次ぐ飼料の値上げは生産コストの上昇に結びついており、今後生産農家の意欲にも響きそうです。さらに、7月以降の飼料価格の動向を心配する向きが多く、円安、飼料穀物相場の推移が気になるところです。仮に7月の配合飼料価格が据え置かれても、基金の財源が破綻していることもあり、補填が切れると実質値上げが予想されます。今後もコストアップが予想されるだけに、再生産を維持出来るブロイラー市況が望まれますが、こうした生産状況をユーザーサイドに正確に伝えて、いかに販売価格に転嫁、反映できるかがカギで、インテの経営にとっては正念場となってきました。

 4月12日(金)の食鳥卸売相場(東京)は
 ◆「もも肉」が前日比3円安の564円
 ◆「むね肉」が前日比5円安の218円
 その結果■「コスト相場」は前日より8円下がり782円でした。
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