今日の食鳥業界

林国興先生はエライ

 【3月5日号】
 読売新聞社はこのほど、鹿児島大学名誉教授の林国興先生に読売農学賞を贈呈すると発表しました。受賞の元となった研究は動物の体タンパク質代謝制御ならびに肉畜生産技術開発に関する研究という難解なもののようです。読売の記事(4日の朝刊)では、焼酎の残りかすの中に含まれている物質の研究を通して、筋肉の分解を抑えることを発見したそうです。鹿児島県はブロイラーの主産県のひとつです。牛豚肉に比べて飼料効率が拡大に高いブロイラーの特質を科学的に解明したと同時に、日の丸ブロイラーの端緒になる可能性もあるのかも知れません。
 焼酎のかすでなく、焼酎そのものには?などという軽口はつつしみます。(反省、反省)
 先週(2月27日から3月3日)の週間食鳥卸売相場結果は、
 ■もも肉が前週(2月20日から25日)に比べ4.60円安の590.00円、
 ■むね肉が2.00円安の177.20円でした。
 今週末に全国一斉発信するPMN(ポートリー・マーケット・ニュース、金曜日午後7時に全国FAX送信)で詳細を発表しますが、主要産地のインテは先々の相場を悲観して抑制気味の生産体制にハンドルを切り替えだしています。
 半年前の常識、三ヵ月前の常識、今の常識、そして三ヵ月経った時点での常識が同じものであるはずはありませせん。
 情報の鮮度は、鶏肉と同様に大切なことです。
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