財務省が29日発表した9月の貿易統計によると、鶏肉(原料肉)の輸入量は前年同月の輸入実績を10.3%上回る約5万㌧(4万9996㌧)でした。直前の日本食肉輸出入協会の予測では5万400㌧とみていましたので、予測を400㌧下回りましたが、約5万㌧と多い輸入量となっています。予測では10月が4万8500トン、11月が4万7400㌧と、年末まで5万㌧近い輸入量が続きそうです。年末用の骨付きモモの不足が懸念されていますが、9月の骨付きももの輸入量は2118㌧(米国2018㌧、タイ94㌧)と、前年同月より11%増となっています。一方、鶏肉調製品の9月輸入量は3万4189㌧で、前年より2.4%増でした。 10月29日(木)の食鳥卸売相場(東京)は ◆「もも肉」が27日(火)より2円安の649円 ◆「むね肉」が同1円安の342円 ■「コスト相場」は同3円安の991円でした。