財務省が7月28日発表した貿易統計によると、6月の鶏肉（原料肉）輸入量は5万240㌧で、前年同月の輸入量を11・3 ％上回り、5万㌧台に乗せたのは昨年11月の5万1734㌧の輸入以来７ヶ月ぶり。日本食肉輸出入協会の直前の見通し4 万6600㌧を4000㌧近く上回る結果でした。一方、鶏肉調製品の輸入量は4万㌧台に乗せる4万4032㌧で、前年の同月輸入量を19・１％上回る大幅増となり、単月輸入量としては2012年12月に4万4029㌧の輸入量を記録した過去最多を上回る水準となっています。ちなみに、12年次の年間累計輸入量は45万㌧を記録し、これが過去最多の年間輸入量でしたが、今年上半期(1～6月)の鶏肉調製品の輸入量は22万3747㌧（前年同期比115.2％）で、この勢いでいくと本年の年間輸入量は過去最多を記録する可能性も高いと見込まれます。 7月28日(金)の食鳥卸売相場(東京)は ◆｢もも肉｣が前日より6円安の569円 ◆｢むね肉｣が同と変わらず324円 ■「正肉相場」は同6円安の893円でした。
