goo blog サービス終了のお知らせ 

日々史跡めぐり

日本のあちこちの史跡、神社仏閣を巡っています

泉涌寺(2)御座所庭園

2018-03-12 | 仏閣
昨年の秋、泉涌寺の御座所庭園を見学しました。
 
 
御座所は、仏殿・舎利殿の背後に位置し、江戸時代末期の安政年間に建立され、明治天皇が使用していた旧御所の御里御殿を1884年に移築したものです。
 
 
中には、女官の間、門跡の間、皇族の間、侍従の間、勅使の間、玉座の間などがあります。
 
 
 
 
侍の間
 
 
玉座の間は、天皇皇后が来寺した際に休息所として使用する部屋で、即位報告(1990年)、平安建都1,200年記念(1994年)、在位10年の報告(1999年)などの際に今上天皇が泉涌寺を訪れ、この部屋を使用しています。
現在でも、両陛下をはじめ皇族方の御陵御参詣の際の御休所として使われています。
 
また、内部の襖絵は狩野派をはじめ、江戸時代を代表する絵師によって描かれています。
 
 
御座所庭園は、境内の奥の本坊にあり、人が少なく「穴場」と呼べる場所です。
 
 
 
秋は紅葉が美しく、かつて、昭和天皇が御陵参拝の際、この庭をご覧になり
 
「春ふけて 雨のそぼふるいけ水に かじかなくなり ここ泉涌寺」
 
と詠まれています。
 
 
 

にほんブログ村

神社・仏閣 ブログランキングへ



最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (willy_tsuguo_shikata)
2018-03-13 08:50:39
泉涌寺の見事な御座所庭園は特に秋の紅葉が映え、見事ですね!
返信する
四方さんへ (しずか)
2018-03-13 11:32:26
泉涌寺は何度か行っていますが、こちらの拝観は初めてでした。
四季折々の美しさがあると思いますが、秋の紅葉は格別美しいですね。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。